【ブラジル】ボベスパ指数 113528.48 -1.43%
17日のブラジル株式市場は8日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1652.48ポイント安(-1.43%)の113528.48で取引を終了した。115214.3から113389.1まで下落した。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。ウクライナ情勢をめぐる緊張が再び高まっていることが警戒され、リスク回避の売りが広がった。また、連日の上昇で足元では高値警戒感も強い。ほかに、原油価格の下落が資源セクターの売り圧力を強めた。

【ロシア】MOEX指数 3511.08 -3.71%
17日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比135.33ポイント安(-3.71%)の3511.08で取引を終了した。3595.12から3498.20まで下落した。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ウクライナ情勢をめぐる緊張が再び高まっていることが警戒され、リスク回避の売りが広がった。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。一方、ロシア経済が順調に回復していると強調されたが、指数を支えるには力不足だった。なお、2021年度の成長率はプラス4.6%に回復すると予測されている。

【インド】SENSEX指数 57892.01 -0.18%
17日のインド株式市場は続落。前日比104.67ポイント安(-0.18%)の57892.01、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同17.60ポイント安(-0.10%)の17304.60で取引を終えた。

中盤はプラス圏を回復したが、その後は再び売りに押された。銀行株の下落が指数の下げを主導した。また、外国人投資家(FII)の売り継続も指数の足かせに。FIIはこの日、4日連続の売り越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 3468.04 +0.06%
17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.20ポイント高(+0.06%)の3468.04ポイントと小幅ながら3日続伸した。

中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国人民銀行(中央銀行)の易綱・総裁は「緩和的な金融政策を柔軟に維持していく方針」を示したほか、李克強・首相は「法人減税を強化する」との指示を出した。ただ、上値は限定的。新型コロナウイルス感染再拡大の警戒感がくすぶっているほか、ウクライナ情勢を巡るネガティブニュースが重しとなった。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう インド株式市場は続落、銀行株の下落が指数の下げを主導