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15日のブラジル株式市場は6日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比928.99ポイント高(+0.82%)の114828.18で取引を終了した。113882.5から114828.2まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。ロシア軍の一部がウクライナから撤退し始めているとの報道が好感され、幅広い銘柄に買いが広がった。また、欧米市場の上昇も支援材料となった。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。また、原油安も資源セクターの売り手掛かりとなった。
【ロシア】MOEX指数 3600.29 +3.42%
15日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比118.91ポイント高(+3.42%)の3600.29で取引を終了した。3514.98から3614.15まで上昇した。
終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を一段と拡大させた。ロシア軍の一部がウクライナから撤収開始しているとの発表が好感され、緊張するウクライナ情勢がやや緩和。また、最近の下落で値ごろ感も強い。一方、原油価格の下落や利上げの実施などが足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 58142.05 +3.08%
15日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比1736.21ポイント高(+3.08%)の58142.05、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同509.65ポイント高(+3.03%)の17352.45で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。欧州市場の上昇が好感され、終盤に買いが一段と広がった。また、経済活動が回復傾向にあるとの報告も好感された。ほかに、景気対策への期待が高まっていることが引き続き支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3446.09 +0.50%
15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比17.21ポイント高(+0.50%)の3446.09ポイントと3日ぶりに反発した。
中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国人民銀行(中央銀行)は15日、金融政策ツールの「中期流動性ファシリティ(MLF)」を通じ、3000億人民元の資金を市場に供給した。今週満期を迎えるMLFは2000億人民元にとどまっているため、差引1000億人民元の供給超となる。また財政部は正式に、専項債(公益事業向けに資金調達する特別地方債)の年間発行枠を前倒しするよう地方政府に指示した。ただ、上値は重い。新型コロナウイルス感染再拡大やウクライナを巡る地政学リスクなどを嫌気する売りで、指数はマイナス圏で推移する場面もみられた。
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