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26日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1085.41ポイント高(+0.98%)の111289.18で取引を終了した。110204.4から112694.6まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、欧州市場が堅調な値動きを示したこともサポート材料となった。ほかに、米連邦準備制度理事会(FRB)が予想通り政策金利据え置きを決定し、声明もタカ派色を示さなかったことが好感された。
【ロシア】MOEX指数 3357.66 +3.04%
26日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比98.92ポイント高(+3.04%)の3357.66で取引を終了した。3276.06から3412.15まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。欧米がロシアに対して追加している経済制裁が緩和されるとの期待が高まっていることが好感された。一部メディアによると、ドイツや欧米企業はロシアの原油・天然ガス会社に課している金融制裁を解除するよう要請しているという。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。
【インド】
休場
【中国本土】上海総合指数 3455.67 +0.66%
26日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比22.61ポイント高(+0.66%)の3455.67ポイントと反発した。
中国経済対策の期待感が強まる流れ。中国財政部の許宏才・副部長は25日の記者会見で、2022年も引き続き減税拡大と手数料削減を進めていくなどと述べた。中国人民銀行(中央銀行)による連日の資金供給も改めて材料視されている。また、上海総合指数は前日に急落し、約5カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいたこともあり、値ごろ感も着目された。このところの下落について複数の政府系メディアは、「調整は買いの好機」と平静を保つよう呼びかけている。ただ、上値は限定的。経済成長の鈍化が警戒されている。国際通貨基金(IMF)は25日に発表した最新の世界経済見通し(WEO)で、中国の2022年GDP(国内総生産)成長率予想を4.8%に下方修正した。昨年10月時点の予想値(5.6%)から0.8ポイント引き下げている。
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