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8日のブラジル株式市場は5日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比698.80ポイント高(+0.65%)の107557.67で取引を終了した。106867.5から108655.2まで上昇した。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をやや拡大させた。米株高が好感され、ブラジル株への買いも継続した。また、新型コロナウイルス変異株オミクロンのワクチンに対する期待が高まっていることも支援材料となった。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、利上げ懸念が指数の上値を抑えた。なお、ブラジル中央銀行は9日日本時間未明、市場予想通り政策金利であるセリック金利を7.75%から9.25%に引き上げると発表した。
【ロシア】MOEX指数 3773.61 -2.57%
8日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比99.59ポイント安(-2.57%)の3773.61で取引を終了した。3915.65から3773.61まで上昇した。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。銀行セクターの急落が指数の下げを主導した。また、新型コロナウイルス変異株オミクロンの世界拡散に伴う新たなロックダウン(都市封鎖)の導入懸念も圧迫材料。一方、原油価格が上昇したが、相場を支えるには力不足だった。
【インド】SENSEX指数 58649.68 +1.76%
8日のインドSENSEX指数は続伸。前日比1016.03ポイント高(+1.76%)の58649.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同293.05ポイント高(+1.71%)の17469.75で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。前日の欧米市場の上昇に加え、この日のアジア市場がおおむね堅調な値動きを示していたことを受け、インド株も買いが広がった。また、成長加速期待も支援材料。S&Pグローバル・レーティングは最新リポートで、2021年度と22年度のインドの成長率について、それぞれ9.5%、7.8%まで回復すると予測した。S&Pは、新型コロナウイルス変異株オミクロンがインド経済に与える悪影響が想定範囲内にあると指摘した。
【中国本土】上海総合指数 3637.57 +1.18%
8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比42.48ポイント高(+1.18%)の3637.57ポイントと続伸した。約2カ月半ぶりの高値水準を回復している。
中国経済対策の期待感が持続する流れ。中国人民銀行(中央銀行)は6日、市中銀行の預金準備率を15日から0.5%引き下げると発表した。銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しても、引き下げられるとの見方が広がっている(月に一度、原則20日に公表)。中国不動産大手のデフォルト(債務不履行)問題などが不安視され、上値の重い場面がみられたものの、指数は中盤から上げ幅を拡大した。
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