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30日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比898.58ポイント安(-0.87%)の101915.45で取引を終了した。103066.4から100074.6まで下落した。
朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。米テーパリング(資産購入規模の縮小)が加速されるとの観測を受け、ブラジルなど新興国からの資金流出懸念が高まった。また、南アフリカで確認された新型コロナウイルス変異株(オミクロン)の拡散懸念などもリスク回避の売りを加速させた。
【ロシア】MOEX指数 3890.59 +0.28%
30日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比11.05ポイント高(+0.28%)の3890.59で取引を終了した。3827.55から3902.72まで上昇した。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。景気対策への期待が高まっていることが支援材料となった。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が圧迫材料となったほか、新型コロナウイルス変異株(オミクロン)への懸念なども足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 57064.87 -0.34%
30日のインドSENSEX指数は小反落。前日比195.71ポイント安(-0.34%)の57064.87、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同70.75ポイント安(-0.41%)の16983.20で取引を終えた。
プラス圏で推移した後は終盤売りに押された。海外株安が警戒され、インド株にも売りが広がった。また、米テーパリング(資産買入の縮小)が加速するとの懸念もインドなど新興国からの資金流出懸念を強めた。ほかに、新型コロナウイルス変異株(オミクロン)への懸念などが引き続き警戒材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3563.89 +0.03%
11月30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.19ポイント高(+0.03%)の3563.89ポイントと小幅ながら4日ぶりに反発した。
景況感の改善が支えとなる流れ。朝方公表された11月の中国製造業PMIは50.1となり、景況判断の分かれ目となる50を3カ月ぶりに回復した。ただ、上値は重い。新型コロナ変異ウイルス(オミクロン)の警戒感が強まるなか、指数は安く推移する場面もみられた。英メディアはアジア時間午後、「モデルナのステファン最高経営責任者(CEO)がオミクロンに関し、既存ワクチンの有効性が低下すると予想した」と報道。中国本土でオミクロン感染は確認されていないものの、アフリカ、欧州、香港、オーストラリア、カナダなど世界に拡大しつつある。
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