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10日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比432.43ポイント高(+0.41%)の105967.51で取引を終了した。105140.4から107407.4まで上昇した。
おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。銀行セクターの上昇が指数の上げを主導した。また、景気対策への期待なども引き続き支援材料。一方、財政不安への懸念が引き続き警戒された。また、追加の利上げ懸念なども圧迫材料となった。
【ロシア】MOEX指数 4172.47 -0.35%
10日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比14.86ポイント安(-0.35%)の4172.47で取引を終了した。4196.22から4151.60まで下落した。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。世界的なインフレ加速懸念が引き続き圧迫材料。また、原油価格の下落も足かせとなった。一方、景気対策への期待が指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 60352.82 -0.13%
10日のインドSENSEX指数は続落。前日比80.63ポイント安(-0.13%)の60352.82、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同27.05ポイント安(-0.15%)の18017.20で取引を終えた。
後半はプラス圏を回復する場面もあったが、終盤は再び売りに押された。前日の欧米市場の下落に加え、この日のアジア市場がおおむね軟調な値動きを示していたことを受け、インド株にも売りが先行した。国内では、インフレ率の加速懸念などが引き続き圧迫材料。また、外国人投資家(FII)の売り越しが指数の上値を抑えた。FIIはこの日までに13日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3492.46 -0.41%
10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.54ポイント安(-0.41%)の3492.46ポイントと3日ぶりに反落した。
物価高を懸念した売りが広がる流れ。寄り付き直後に公表された10月の中国物価統計は、生産者物価指数(PPI)と消費者物価指数(CPI)がそれぞれ予想以上に前月から伸びが加速した。なかでもPPIはプラス13.5%に達し、26年ぶりの高い水準を記録している。企業業績や経済成長の下押し圧力になると不安視された。また、市場関係者の間からは「金融緩和の余地が縮小した」との声も聞かれている。指数は徐々に下げ幅を広げた。
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