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1日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比614.57ポイント高(+0.52%)の119395.60で取引を終了した。118067.00から119941.9まで上昇した。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させた。成長加速が好感された。4-6月期の国内総生産(GDP)成長率は12.4%となり、前期の1.0%から加速した。ただ、予想の12.7%をやや下回った。また、8月の輸出額が予想以上に伸びたことも支援材料となった。一方、指数の上値は重い。インフレ予想の引き上げに伴う利上げ懸念の高まりが指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 3971.02 -1.33%
1日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比52.06ポイント高(-1.33%)の3971.02で取引を終了した。3924.32から3972.68まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇がウエートの高い資源セクターの支援材料。また、欧州市場の上昇も買い安心感を与えた。国内では、企業業績の改善や景気対策への期待などが好感された。一方、弱い経済指標を受け、景気回復の遅れ懸念が強まった。8月のマークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)は46.5となり、前月の47.5と市場予想の48.8を下回った。
【インド】SENSEX指数 57338.21 -0.37%
1日のインドSENSEX指数は小反落。前日比214.18ポイント安(-0.37%)の57338.21、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同55.95ポイント安(-0.33%)の17076.25で取引を終えた。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。両指数とも前日31日に過去最高値を更新しており、過熱感から利益確定売り圧力が強まった。また、この日に発表された日経製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月を大幅に下回ったことも景気の回復遅れ懸念を強めた。8月の日経製造業PMIは52.3となり、前月の55.3を下回った。
【中国本土】上海総合指数 3567.10 +0.65%
1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比23.16ポイント高(+0.65%)の3567.10ポイントと4日続伸した。7月22日以来の高値水準を回復している。
経済対策の期待感が一段と高まる流れ。取引時間中に発表された民間集計の8月・財新中国製造業PMIは49.2に悪化し、景況判断の分かれ目となる50を1年4カ月ぶりに下回った。先行して昨日公表された国家統計局による同月の中国製造業PMIも下振れし、非製造業PMIは1年6カ月ぶりに節目の50を割り込んでいる。景気減速を回避するため、中国当局は追加の刺激策を打ち出す——との観測が広がった。また、市場関係者の間からは、「中国人民銀行は9月にも預金準備率の追加引き下げや利下げに踏み切る」との声も聞かれている。
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