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1日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1380.41ポイント安(-1.18%)の115253.31で取引を終了した。117087.7から114990.5まで下落した。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。弱い経済指標が警戒された。2月の鉱工業生産の上昇率(前年同月比)は0.4%となり、前月の2.0%と予想の1.9%を下回った。また、3月のマークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)も前月の58.4から52.8まで低下した。ほかに、通貨レアルが対米ドルで下落したこともブラジル株の売り圧力を強めた。一方、海外市場の上昇などが指数を下支えした。
【ロシア】MICEX指数 3527.54 -0.40%
1日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比14.18ポイント安(-0.40%)の3527.54で取引を終了した。3576.79から3526.22まで下落した。
プラス圏で推移した後は終盤にマイナス圏転落した。弱い経済指標が足かせに。3月のマークイットロシア製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.1となり、前月の51.5と市場予想の51.4を下回った。また、通貨ルーブル安の進行も圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。海外環境の改善などが指数を下支えした。
【インド】SENSEX指数 50029.83 +1.05%
1日のインドSENSEX指数は反発。前日比520.68ポイント高(+1.05%)の50029.83、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同176.65ポイント高(+1.20%)の14867.35で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をじりじりと拡大させた。政府が小口預金金利を50-100bp(ベーシスポイント)引き下げると発表したことを受け、貸出金利の引き下げ期待は高まった。引き下げは4月1日から適用。また、政府が食品加工業の刺激策を公表したことも対象銘柄の物色手掛かりとなった。
【中国本土】上海総合指数 3466.33 +0.71%
1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比24.42ポイント高(+0.71%)の3466.33ポイントと反発した。
企業業績の好調が相場を支える流れ。中国で決算報告が進む中、増収増益を明らかにする企業が相次いでいる。取引時間中に公表された民間集計の財新中国製造業PMI(3月)が下振れる中、指数はマイナス圏に沈む場面がみられたものの、程なくプラス圏を回復。引けかけて上げ幅を広げた。前日公表された中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は、予想を大きく上回っている。
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