4日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比6.37ポイント(0.19%)高の3277.44ポイントと3日続伸した(上海A株指数は0.20%高の3435.08ポイント)。


中国の経済政策に期待感が広がる流れ。中国国営メディアは3日、第14次5カ年計画(2021〜25年)や2035年までの長期目標などに関する基本方針を報道し、習近平・国家主席が「2035年までに経済規模を倍増させることは可能」と述べたことを明らかにした。証券取引の商い拡大期待の後退などで売られる場面がみられたものの、下値は堅く、指数は引けにかけて上げ幅をやや広げている。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、自動車の上げが目立つ。長城汽車(601633/SH)が7.9%高、上海汽車集団(600104/SH)が6.7%高、広州汽車集団(601238/SH)が4.4%高で引けた。長城汽車は上場来高値を更新している。


銀行株もしっかり。招商銀行(600036/SH)が4.1%上昇した。消費関連株、素材株、空運株、インフラ関連株、不動産株、医薬品株なども買われている。


半面、証券株は安い。華泰証券(601688/SH)が2.0%下落した。保険株、公益株、ハイテク株の一角も売られている。


一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が0.54ポイント(0.22%)安の243.31ポイント、深センB株指数が1.59ポイント(0.107%)安の947.02ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)




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情報提供元: FISCO
記事名:「 4日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で3日続伸、自動車セクター上げ目立つ