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20日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1882.18ポイント高(+1.91%)の100539.83で取引を終了した。98663.9から100721.8まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。米中の景気対策への期待が高まっていることも支援材料。中国の重要な会議である第19期中央委員会第3回全体会議(3中全会)は来週26日に開幕する予定で、総合的な景気対策への期待が高まっている。一方、欧州で新型コロナウイルス感染者数の増加が引き続き指数の足かせとなった。
【ロシア】MICEX指数 2803.06 +0.31%
20日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比8.79ポイント高(+0.31%)の2803.06で取引を終了した。2774.16から2817.73まで上昇した。
売りが先行した後は買い戻され、その後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まったほか、企業の配当性向の引き上げなどが好感された。また、大手デベロッパーの好業績報告も同セクターの物色手掛かり。一方、欧州で新型コロナウイルス感染者数の急増が引き続き指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 40544.37 +0.28%
20日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比112.77イント高(+0.28%)の40544.37、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同23.75ポイント高(+0.20%)の11896.80で取引を終えた。
中盤は上値を追う展開を示したが、その後は上げ幅を縮小させた。経済指標の改善が好感された。都市部の失業率は7-9月期に改善されたと報告されたほか、ビジネス活動再開指数も新型コロナウイルス流行前の水準に回復している。また、インド景気が10月から来年3月にかけて大幅に回復するとの見通しもサポート材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3328.10 +0.47%
20日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比15.44ポイント高(+0.47%)の3328.10ポイントと反発した。
中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。来週26日には、重要会議である第19期中央委員会・第5回全体会議(5中全会)がスタートする。報道によれば、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大と米中摩擦の激化など外部リスクの高まりを受け、海外の需要や技術への依存度を減らし、「内部循環」による経済成長を促すことがテーマだ。前日までに主要経済指標の発表が一巡し、投資家の関心が改めて来週の会議に移ったといえる。欧米でコロナ感染が再拡大するなか、世界経済の停滞を懸念した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は後場途中からプラスに転じた。
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