25日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.76ポイント(0.12%)安の3219.42ポイントと続落し、7月27日以来、約2カ月ぶりの安値を更新した。(上海A株指数は0.02%安の3378.79ポイント)。

前日の軟調地合いを継ぐ。自律反発狙いの買いなどでプラス圏に浮上する場面が見られたものの、買いの勢いは続かず、指数は再びマイナスに転じている。引き続き米中関係の悪化が懸念されたほか、来週後半から国慶節に伴う大型連休(本土市場は10月1~8日が休場)が始まることもあり、模様眺めのスタンスも漂っている。

業種別では、材料貿易関連の下げが目立つ。遼寧成大(600739/SH)が9.9%安、上海物資貿易中心(600822/SH)が2.8%安、上海蘭生(600826/SH)が2.4%安で引けた。開発区関連株も安い。中国国際貿易中心(600007/SH)が2.9%、上海金橋輸出加工区開発(600639/SH)が2.2%、上海市北高新(6006049/SH)が1.8%ずつ低下した。このほか、農林畜産漁業、建築建材、セラミック関連株の一角なども売られている。

半面、造船株は高い。中船防務(600685/SH)が6.6%、中船科技(600072/SH)が1.2%ずつ値上がりした。ホテル・観光株、医療機械株、金融株も買われている


外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.82ポイント(0.33%)高の247.44ポイント、深センB株指数が1.01ポイント(0.11%)安の931.55ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 25日の中国本土市場概況:上海総合0.12%安で続落、前日の軟調地合いを継ぐ