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17日のブラジル株式市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比422.15ポイント高(+0.42%)の100097.83で取引を終了した。98561.5から100250.9まで上昇した。
前半はマイナス圏で推移したが、後半は買い戻された。資源関連の上昇が指数をサポートした。中国の経済指標の改善に伴う資源需要の増加期待が高まっているもようだ。また、ロシア開発の新型コロナウイルス・ワクチンの早期実用化への期待も支援材料。一方、海外市場の下落が警戒され、前半は売り圧力が高まった。
【ロシア】MICEX指数 2971.74 -0.11%
17日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比3.27ポイント安(-0.11%)の2971.74で取引を終了した。2974.54から2945.78まで下落した。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を大幅に縮小させた。海外市場の下落が警戒され、ロシア株への売り圧力も高まった。また、肥料や非鉄金属に適用している法人税率を2021年から大幅に引き上げるとの政府方針も引き続き圧迫材料。一方、原油価格の上昇が資源の一角の物色手掛かりとなった。また、ロシア開発の新型コロナウイルス・ワクチンの早期実用化への期待も支援材料となった。
【インド】SENSEX指数 38979.85 -0.82%
17日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比323.00ポイント安(-0.82%)の38979.85、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同88.45ポイント安(-0.76%)の11516.10で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。成長予想の下方修正が圧迫材料。経済協力開発機構(OECD)は最新リポートで、2020年度のインド成長予想をこれまでのマイナス3.7-7.3%からマイナス10.2%に下方修正した。インド国内における新型コロナウイルス感染が爆発的に増加していることなどが言及された。
【中国本土】上海指数総合 3270.44 -0.41%
17日の上海指数総合は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比13.49ポイント(0.41%)安の3270.44ポイントと続落した。
新規の買い材料に乏しいなかで売られる流れ。主要経済指標の発表が一巡するなか、米中対立の警戒感が改めて意識されている。また、足元の経済指標が景気改善を示唆する内容だったことにより、「当局は一段の緩和策を打ち出さない」との見方が一部で浮上したこともマイナスだ。中国人民銀行(中央銀行)が月に一度公表する最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」(銀行貸し出しの新たな指標)は、8月まで4カ月連続で据え置かれている。週明け21日に公表される9月分に関しても、据え置きが濃厚だ。ただ、下値は限定的。業績回復の見込まれるセクターなどに買いが入り、指数はプラス圏に浮上する場面もあった。
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