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20日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比614.15ポイント高(+0.61%)の101467.87で取引を終了した。99131.4から101749.1まで上昇した。
朝方は下値を模索する場面もあったが、その後はじりじりと買い戻された。米株高が好感され、ブラジル株への買いも広がった。一方、指数の上値は重い。新型コロナウイルス流行に伴う経済活動の回復遅れ懸念などが引き続き圧迫材料。また、原油安なども資源銘柄の売り手掛かりとなった。
【ロシア】MICEX指数 2993.69 -2.06%
20日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比62.85ポイント安(-2.06%)の2993.69で取引を終了した。3044.92から2993.69まで下落した。
売りが先行した後は下げ幅じりじりと拡大させた。この日の欧州市場やアジア市場がそろって軟調な値動きを示したことを受け、ロシア株への売りも広がった。また、景気の大幅減速観測も嫌気された。1-6月の国内総生産(GDP)成長率について、マイナス3.6%まで落ち込むとみられている。4-6月期はマイナス8.5%になると予測された。
【インド】SENSEX指数 38220.39 -1.02%
20日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反落。前日比394.40ポイント安(-1.02%)の38220.39、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同96.20ポイント安(-0.84%)の11312.20で取引を終えた。
売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。前日の米株安に加え、この日のアジア市場がそろって軟調な値動きを示していたことを受け、インド株にも売りが広がった。また、2020年度の成長率が予想以上に落ち込む可能性があるとの見方も嫌気された。
【中国本土】上海指数総合 3363.90 -1.30%
20日の上海指数総合は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比44.23ポイント安(-1.30%)の3363.90ポイントと続落した。
金融緩和強化の期待感が後退したことが相場の重しとなっている。中国人民銀行(中央銀行)が朝方公表した事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」(月に一度、原則20日に公表)は、4カ月連続で据え置かれた。予想通りの結果だったが、17日に開催された国務院(内閣に相当)常務会議で「大規模な景気刺激策には依存しない」との方針が確認されたこともあり、より強力な緩和策は打ち出されないとの見方が広がっている。また、中国証券報は20日、「預金準備率引き下げの可能性は低下した」との論説記事を掲載した。
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