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4日のブラジル株式市場は4日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1614.09ポイント安(-1.57%)の101215.87で取引を終了した。103011.5から100004.5まで下落した。
おおむねマイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。国内における新型コロナウイルス感染の再拡大や大統領府内の感染者が続出していることが警戒され、リスク回避の売りが継続。また、財政収支の悪化に伴う新型コロナ対策資金の不足も懸念材料となった。このほか、セリック金利(政策金利)が6日の日本未明に公表されるため、慎重ムードは強い。一方、経済指標のやや持ち直しが指数をサポートした。
【ロシア】MICEX指数 2940.46 +0.36%
4日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比10.49ポイント高(+0.36%)の2940.46で取引を終了した。2923.36から2942.06まで上昇した。
中盤は弱含みの展開を示したが、後半は再び買い戻された。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、米中対立への懸念がやや緩和していることも好感された。一方、指数の上値は重い。新型コロナウイルス感染の再拡大やワクチンの実用化が時間を必要とするとの見通しが引き続き警戒された。
【インド】SENSEX指数 37687.91 +2.03%
4日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反発。前日比748.31ポイント高(+2.03%)の37687.91、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同203.65ポイント高(+1.87%)の11095.25で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。前日の欧州市場の上昇やこの日の主要なアジア市場がおおむね堅調な値動きを示していたことを受け、インド市場も買いが先行。また、中国やドイツの経済指標の改善なども世界景気の一段悪化懸念を後退させた。
【中国本土】上海指数総合 3371.69 +0.11%
4日の上海指数総合は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.72ポイント高(+0.11%)の3371.69ポイントと3日続伸した。
中国の政策に期待感が先行する流れ。中国人民銀行(中央銀行)は3日、下期の金融政策について、「ターゲットを絞り、一段と柔軟化する」とウェブサイトで声明した。また、中国河北省の秦皇島市で、非公式の重要会議「北戴河会議」(共産党の最高指導部や長老らが毎年夏に集まり、今後の政策や党人事を話し合う)が近く開催されるもよう——と報じられたこともプラス。市場の一部では、新型コロナウイルス流行の影響で今年は開催されないとの見方も流れていた。
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