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28日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比368.01ポイント安(-0.35%)の104109.07で取引を終了した。104662.8から103591.8まで下落した。
後半はプラス圏に回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、米株安や国内景気の先行き不安なども圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。国内外の金融緩和に伴う株式市場への資金流入が継続するとの観測が指数を下支えした。
【ロシア】MICEX指数 2895.45 +0.37%
28日のロシア株式市場は9日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比10.57ポイント高(+0.37%)の2895.45で取引を終了した。2877.40から2907.03まで上昇した。
中盤はマイナス圏に転落したが、その後は再び買い戻された。内需関連の上昇が指数の上げを主導した。また、中国など主要なアジア市場の上昇なども支援材料となった。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。
【インド】SENSEX指数 38492.95 +1.47%
28日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比558.22ポイント高(+1.47%)の38492.95、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同168.75ポイント高(+1.52%)の11300.55で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の買い越しが指数を押し上げた。また、国内の経済活動が順調に回復していることも支援材料。多くの建設会社が操業を再開させていると報告されている。同業界の雇用人数が多いため、業界の再開は雇用市場の安定化につながると期待されている。
【中国本土】上海指数総合 3227.96 +0.71%
28日の上海指数総合は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比22.73ポイント高(+0.71%)の3227.96ポイントと続伸している。
中国の景気回復基調を好感した買いが続く流れ。国家統計局は27日、全国工業企業の利益総額が2020年6月、前年同月比11.5%増に拡大したと報告した。6カ月ぶりにプラス成長を回復した5月(6.0%増)に比べ、増加ペースはさらに加速している。格付け大手のフィッチは28日、中国の格付けを「A+」に据え置き、見通しも「安定的」を継続。そのうえで、2020年の実質GDP成長率見通しを2.7%に上方修正した(従来予想は1.2%)。
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