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14日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1082.54ポイント高(+1.37%)の79918.36で取引を終了した。78847.7から81667.8まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。中国の貿易統計が好感された。3月の中国貿易統計では、人民元ベースの輸出が3.5%減と予想(12.8%減)よりも落ち込まず、輸入は2.4%増と予想(7.0%減)に反して拡大したことが明らかにされている。また、米株の上昇や米国の経済活動の早期再開期待なども支援材料となった。一方、世界成長予想の下方修正などが足かせとなった。
【ロシア】MICEX指数 2631.83 +0.11%
14日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比2.98ポイント高(+0.11%)の2631.83で取引を終了した。2619.91から2667.58まで上昇した。
プラス圏で推移した後は売りに押され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。中国の貿易データの改善が支援材料。3月の中国貿易統計では、人民元ベースの輸出が3.5%減と予想(12.8%減)よりも落ち込まず、輸入は2.4%増と予想(7.0%減)に反して拡大したことが明らかにされている。一方、原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料。また、世界景気の一段悪化懸念も嫌気された。国際通貨基金(IMF)は14日、2020年の世界経済の成長予想をマイナス3.0%に下方修正した。
【インド】
休場
【中国本土】上海総合指数 2827.28 +1.59%
14日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比44.24ポイント高(+1.59%)の2827.28ポイントと3日ぶりに反発した。終値では、約1カ月ぶりの高値水準を回復している。
投資家のリスク選好姿勢が強まる流れ。取引時間中に公表された3月の中国貿易統計では、人民元ベースの輸出が3.5%減と予想(12.8%減)よりも落ち込まず、輸入は2.4%増と予想(7.0%減)に反して拡大したことが明らかにされている。新型コロナウイルス感染拡大の影響があるにもかかわらず、貿易持ち直しの兆しがみられたことで、中国の経済活動正常化が早まると期待された。また、新型コロナウイルスの過度な警戒感がやや後退したこともプラス。国営メディアは14日、「中国は新型コロナに対する新たなワクチン2種の臨床試験を許可した」と報じた。
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