13日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比13.58ポイント(0.49%)安の2783.05ポイントと続落した(上海A株指数は0.48%安の2916.66ポイント)。


内部環境の不透明感を嫌気する流れ。中国本土で新型コロナウイルスの新規感染者が13日、108人(うち海外から流入98人)と高水準となったことで、再び感染拡大の不安が高まった。新規感染者が100人を超えるのは3月6日以来となる。


業種別では農林畜産漁業、電子部品、不動産などの下げが目立つ。農業の湖南金健米業(600127/SH)が9.9%安、集積回路(IC)事業の蘇州晶方半導体科技(603005/SH)が5.9%安、不動産・開発管理の哈爾浜高科技(600095/SH)が4.5%安で引けた。発電設備も安い。風力発電の華鋭風電科技(601558/SH)が4.4%下した。このほか電子情報、メディア・エンターテインメントなども売られた。


半面、農薬化学肥料、セメントなどは高い。尿素製造の貴州聖済堂医薬産業(600227/SH)が5.2%、華新セメント(600801/SH)が4.0%ずつ上昇した。


一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が2.62ポイント(1.20%)安の215.01ポイント、深センB株指数が9.82ポイント(1.19%)安の818.45ポイントで終了した。

【亜州IR】



<FA>

情報提供元: FISCO
記事名:「 13日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で続落、新規感染者の増加を嫌気