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中国大引:上海総合0.3%安で反落、消費関連さえない
14日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.75ポイント(0.28%)安の3106.82ポイントと反落した。上海A株指数も反落し、9.17ポイント(0.28%)安の3255.41ポイントで取引を終えている。
朝高の後に売られる流れ。米中関係の改善期待などで買いが先行したものの、指数は前日に約8カ月半ぶりの高値水準を回復したとあって、利食い売り圧力が次第に意識された。米中関係を巡っては、15日開催の米中貿易協議「第1段階の合意」調印式を前に、トランプ米政権は13日、中国の為替操作国認定を5カ月ぶりに解除している。
業種別では、消費関連がさえない。調味料メーカーの海天味業(603288/SH)が2.2%安、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.3%安、スーパーマーケット大手の永輝超市(601933/SH)が1.2%安と値を下げた。自動車株も安い。上海汽車集団(600104/SH)が1.3%下落した。同社は13日引け後、2019年通期業績の28.9%減益見通しを明らかにしている。このほかハイテク株、医薬品株、証券株、不動産株も売られた。
半面、港湾・物流関連株は物色される。青島港国際(601298/SH)が2.5%高、中国外運(サイノトランス:601598/SH)が2.6%高で引けた。米中貿易摩擦の緩和期待に加え、中国貿易の持ち直しも材料視されている。取引時間中に公表された昨年12月の中国貿易統計では、輸出と輸入の伸びがそろって上振れた。素材株も高い。洛陽モリブデン(603993/SH)が7.3%、万華化学集団(600309/SH)が1.2%ずつ上昇した。公益株、インフラ関連株の一角も買われている。
一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が0.61ポイント(0.23%)安の260.65ポイント、深センB株指数が5.36ポイント(0.54%)安の992.29ポイントで終了した。
【亜州IR】
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