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18日のブラジル市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比287.6ポイント安(-0.27%)の106269.3で取引を終えた。107519.2から106246.1まで下落した。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと縮小させた。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料。また、成長予想の下方修正もブラジル株の売り圧力を高めた。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2019年の成長予想が前回の0.91%から0.88%に下方修正された。一方、内需関連の上昇が指数をサポートした。
【ロシア】MICEX指数 2934.82 -0.35%
18日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比10.34ポイント安(-0.35%)の2924.48で取引を終了した。2956.59から2914.25まで下落した。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ブレント原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料。また、主要な欧州市場の下落もロシア株の売り圧力を高めた。このほか、英国が欧州連合(EU)離脱後はロシアへの経済制裁を強化するとの見通しが嫌気された。一方、通信関連の一角の上昇が指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 40284.19 -0.18%
18日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比72.50ポイント安(-0.18%)の40284.19、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同10.95ポイント安(-0.09%)の11884.50で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は売りに押された。企業業績の悪化が圧迫材料。統計によると、7-9月期の上場企業の純利益は15年ぶりの低水準を記録したという。また、成長鈍化観測も警戒材料。7-9月期の国内総生産(GDP)成長率が4.9%まで鈍化するとの見方は出ている。外部環境では、米中通商協議の先行きを見極めたいとのムードが高まっていることが積極的な買いを手控えさせた。
【中国本土】上海総合指数 2909.20 +0.62%
週明け18日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比17.86ポイント高(+0.62%)の2909.20ポイントと反発した。
中国人民銀行(中央銀行)の資金供給がプラス。人民銀は朝方、7日物リバースレポを通じ市中に1800億人民元の資金を供給した。レポ取引は10月25日以来、約3週ぶり。金利も従来の2.55%から2.50%に引き下げている。また、人民銀は16日、第3四半期の金融政策報告を公表し、穏健な金融政策を維持する方針を改めて打ち出した。引き続き改革を通じ、実質金利を大幅に引き下げる意向も示している。
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