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26日のブラジル市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1237.9ポイント安(-1.27%)の96429.6で取引を終えた。98436.00から95960.7まで下落した。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。通貨レアル安の進行がブラジル株の売り圧力を強めた。また、アマゾン川流域の巨大山火事が継続していることを受け、ブラジル経済がそれによって悪影響を受けると警戒されている。一方、トランプ米大統領が米中通商協議の再開に前向きな姿勢を示したが、相場を支えるには力不足だった。
【ロシア】MICEX指数 2658.24 -0.09%
26日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMOEX指数は前日比2.50ポイント安(-0.09%)の2658.24で取引を終了した。2672.19から2640.05まで下落した。
売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の下落が資源銘柄の売り材料となった。一方、指数の下値は限定的。先進7カ国会議でトランプ米大統領が米中交渉再開に前向きな姿勢を示したことが好感されたもようだ。国内では、景気対策への期待が高まっていることが支援材料。プーチン大統領は26日、現在の経済成長率に満足していないと発言し、対策を検討して一段の経済成長が必要だと強調した。なお、1-6月のロシアの経済成長率は0.7%だった。
【インド】SENSEX指数 37494.12 +2.16%
26日のインドSENSEX指数は続伸。前日比792.96ポイント高(+2.16%)の37494.12、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同228.50ポイント高(+2.11%)の11057.85で取引を終えた。
小幅安で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。国内における景気対策の発表が好感された。財務省は23日、国有銀行セクターに対し7000億ルピー(約1兆360億円)を注入する方針を示した。早ければ翌週から実施するという。また、ITセクターの雇用が大幅に増加しているとの報告も同セクターの支援材料。報告によると、4-6月期の雇用増人数は約8万5000人に上り、四半期ベースでは過去最高を記録したという。
【中国本土】上海総合指数 2863.57 -1.17%
週明け26日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比33.86ポイント安(-1.17%)の2863.57ポイントと4日ぶりに反落した。
米中貿易戦争の拡大を警戒。中国政府は23日、米国の対中関税「第4弾」に対抗し、50億米ドル相当の米国からの輸入品に、9月1日と12月15日の2回に分けて5-10%の追加関税を課すと発表した。それに対し、米通商代表部(USTR)はこれまでの追加関税率を一律5%引き上げると応じている。また、中国共産党機関紙の人民日報は論評記事で、「中国は最後まで戦い抜く」との決意を表明した。中国景気の先行き不安も一段と強まっている。
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