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5日のブラジル市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比2575.9ポイント安(-2.51%)の100097.8で取引を終えた。102657.8から99630.1まで下落した。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。米中対立の激化が嫌気され、リスク回避の売りが広がった。トランプ米大統領による新たな対中関税策の発表を受け、中国が国有企業に米農産物輸入停止を要請したと報じられた。また、新興国通貨の下落や海外市場がそろって軟調な値動きを示したこともブラジル株の売り圧力を強めた。
【ロシア】MICEX指数 2649.16 -0.96%
5日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比25.74ポイント安(-0.96%)の2649.16で取引を終了した。2676.61から2645.12まで下落した。
おおむねマイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。米中応酬の激化を受け、リスク回避の売りが継続。トランプ米大統領による新たな対中関税策の発表を受け、中国が国有企業に米農産物輸入停止を要請したと報じられた。また、中国元や通貨ルーブルなど新興国通貨の大幅安も圧迫材料となった。
【インド】SENSEX指数 36699.84 -1.13%
5日のインドSENSEX指数は反落。前日比418.38ポイント安(-1.13%)の36699.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同134.75ポイント安(-1.23%)の10862.60で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。米中応酬の激化を受け、リスク回避の動きが広がった。トランプ米大統領による新たな対中関税策の発表を受け、中国が国有企業に米農産物輸入停止を要請したと報じられた。また、海外市場の下落もインド株の売り圧力を強めた。
【中国本土】上海総合指数 2821.50 -1.62%
週明け5日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比46.34ポイント安(-1.62%)の2821.50ポイントと4日続落した。約5カ月半ぶりの安値水準を切り下げている。
人民元安の進行で投資家心理が悪化。人民元のオフショア市場では5日朝方、対米ドルが節目の7人民元を突破し、過去最安値を更新した。米中の貿易摩擦がさらに激化するとの懸念から、人民元の先安感が強まっている。
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