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21日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比387.46ポイント高(+0.40%)の96932.27で取引を終えた。95793.10から97231.40まで上昇した。
中盤は売りに押されたが、その後は再び買い戻された。年金など構造改革の進展期待が引き続き指数をサポートした。また、米中通商協議の進展期待なども好感された。一方、指数の上値は重い。米株式市場の下落などが指数の上値を押さえた。
【ロシア】MICEX指数 2470.23 -0.71%
21日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比17.59ポイント安(-0.71%)の2470.23で取引を終了した。2494.05から2462.92まで下落した。
買いは先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米国が貿易戦争の主要対象を中国から欧州に切り変えるとの観測が嫌気され、欧州向けの金属輸出大手などに売りが広がった。また、原油価格の下落なども資源セクターの圧迫材料となった。一方、米中通商協議の進展期待などが朝方の支援材料となったもようだ。
【インド】SENSEX指数 35898.35 +0.40%
21日のインドSENSEX指数は続伸。前日比142.09ポイント高(+0.40%)の35898.35、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同54.40ポイント高(+0.51%)の10789.85で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させた。国有銀行への資金注入が好感され、銀行セクターへの買いが広がった。国内メディアによると、政府は20日、計4823億9000万ルピー(約7525億円)の資金を国有銀行に注入することを承認したという。また、前日の米株式市場の上昇なども支援材料。ほかに、最近の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きが継続した。
【中国本土】上海総合指数 2751.80 +0.34%
21日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比9.42ポイント安(+0.34%)の2751.80ポイントと4日ぶりに反落した。
戻り待ちの売りに押される流れ。指数は20日まで3日続伸し、5カ月ぶりの高値水準を回復していた。この日も一時1%超上昇したものの、上海総合指数は心理的節目の2800ポイントを前に失速している(高値は2794.01ポイント)。米中通商協議に対する期待感は根強いが、結果を見極めたいとするスタンスも漂った。通商交渉はワシントンで19日に次官級協議が再開。21日には閣僚級に格上げしたハイレベルな協議が始まる。両政府は協議の内容を「覚書」としてまとめるほか、両国首脳の会談についても調整する予定だ。覚書について外電は20日、「技術移転や知的財産権、為替など主要な6つの構造問題で準備している」と関係筋情報として報じている。
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