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28日のブラジル市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比2233.31ポイント安(-2.29%)の95443.88で取引を終えた。97936.81から94783.06まで下落した。
前日の終値近辺でもみ合った後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。海外市場の下落が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、原油価格の下落も資源銘柄の売り手掛かり。ほかに、ボベスパ指数が過去最高値水準で推移しており、高値警戒感から利益確定売り圧力も高まった。
【ロシア】MICEX指数 2476.81 -0.86%
28日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比21.42ポイント安(-0.86%)の2476.81で取引を終了した。2502.73から2467.50まで下落した。
小幅高で寄り付いた後は売りに押され、その後も下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落がウエートの高い資源セクターの売り材料。また、海外市場の下落もロシア株の売り圧力を強めた。一方、アルミ大手UCルサール(RUSAL)が逆行高。米国が同社に課している制裁を解除するとの報道が好感された。
【インド】SENSEX指数 35656.70 -1.02%
28日のインドSENSEX指数は続落。前日比368.84ポイント安(-1.02%)の35656.70、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同119.00ポイント安(-1.10%)の10661.55で取引を終えた。
小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。欧州市場の下落が嫌気され、インド株にも売り圧力が高まった。国内では、企業負債比率の上昇が警戒され、対象銘柄に売りが広がった。ほかに、財政支出の拡大が見込めないとの観測が景気の伸び鈍化懸念を強めた。
【中国本土】上海総合指数 2596.98 -0.18%
週明け28日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比4.75ポイント安(-0.18%)の2596.98ポイント4日ぶりに反落した。
取引時間中に発表された中国統計内容の不振が重し。全国工業企業の利益総額は2018年12月、前年同月比1.9%減の6808億3000万人民元(約11兆267億円)に縮小した。約3年ぶりに前年実績を下回った前月(1.8%減)に比べ、さらに減少ペースが加速している。指標の公表後、指数は上げ幅を縮小し、中盤からマイナスに転じた。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国の政策期待が引き続き相場の支え。国内経済の鈍化懸念がくすぶるなか、当局は景気テコ入れ策を相次いで打ち出している。
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