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3日のブラジル市場は4営業日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比551.94ポイント高(+0.61%)の91564.25で取引を終えた。89921.57から91596.28まで上昇した。
不安定な展開が続いた後は終盤にプラス圏を回復した。ボベスパ指数はこの日、過去最高値を更新。通貨レアルの対米ドル為替レートの上昇が支援材料となり、銀行や資源銘柄を中心に買いが広がった。一方、米株式市場の下落など弱い外部環境が警戒され、積極的な買いがみられなかった。
【ロシア】MICEX指数 2375.60 +0.73%
3日のロシア株式市場は4営業日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比17.10ポイント高(+0.73%)の2375.60で取引を終了した。2350.41から2387.21まで上昇した。
朝方はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。原油価格の上昇が好感され、資源の一角に買いが広がった。また、ご祝儀相場への期待が高まっていることも支援材料となった。ただ、米中景気への懸念などが指数の上値を押さえた。
【インド】SENSEX指数 35513.71 -1.05%
3日のインドSENSEX指数は続落。前日比377.81ポイント安(-1.05%)の35513.71、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同120.25ポイント安(-1.11%)の10672.25で取引を終えた。
朝方はプラス圏でもみあったが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。海外環境の悪化が警戒され、インド市場にもリスク回避の売りが広がった。また、米中景気の先行きに対する懸念が高まっていることなども圧迫材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2464.36 -0.04%
3日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比0.93ポイント安(-0.04%)の2464.36ポイントと続落した。
前日の軟調地合いを継ぐ。官民公表の昨年12月・製造業PMIがそろって節目の50を割り込むなか、中国景気の先行きを不安視した売りが続いている。ただ、下値は限定的。指数は直近の下落ピッチが速いこともあり、自律反発狙いの買いが散見された。また、中国人民銀行(中央銀行)が2日、小規模企業への融資に関する商業銀行の評価基準を緩和すると発表するなど、当局の景気テコ入れスタンスも相場の下支え要因となっている。
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