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11日のブラジル市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比504.85ポイント高(+0.59%)の86419.56で取引を終えた。85583.06から87520.50まで上昇した。
買いが先行した後は下げ幅を拡大させたが、終盤に再び買い戻された。米中通商交渉に対する不安がやや後退していることが支援材料。また、連日の下落で値ごろ感も強い。このほか、原油価格の上昇なども資源セクターの物色手掛かりとなった。
【ロシア】MICEX指数 2394.26 -0.11
11日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMICEX指数は前日比2.58ポイント安(-0.11)の2394.26で取引を終了した。2408.07から2382.20まで下落した。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。ブレント原油価格の動きに連動した相場展開となった。中国当局が米国車の輸入関税の引き下げを検討しているとの観測を受け、米中通商摩擦の激化に対する懸念がやや緩和した。一方、UCルサール(RUALR)などの急落が指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 35150.01 +0.54%
11日のインドSENSEX指数は反発。前日比190.29ポイント高(+0.54%)の35150.01、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同60.70ポイント高(+0.58%)の10549.15で取引を終えた。
売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。直接税収の増加を受け、財政収支の改善期待が高まった。報告によると、4-11月の直接税収は前年同期比で15.7%増加したという。また、政府が公務員向けの減税策の導入を同意したとの報道も、小売業界の支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2594.09 +0.37%
11日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比9.51ポイント高(+0.37%)の2594.09ポイントと反発した。
米中通商協議の過度な先行き不安が後退。中国商務部は11日朝方、「貿易問題担当の劉鶴副首相がムニューシン米財務長官、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と電話で会談した」と発表した。詳細は明らかにされていないものの、米紙は事情に詳しい関係者の話として、「農産品購入、中国経済政策について話し合った」と報じている。ただ、上値は重い。カナダ当局が米国の要請に応じ、中国華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副董事長兼CFOを逮捕した余波が続いている。「通商と逮捕は別問題」との見方はあるものの、投資家心理を大きく改善させるには至っていない。
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