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3日のブラジル市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比316.06ポイント高(+0.35%)の89820.09で取引を終えた。89429.17から91242.22まで上昇した。
おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。貿易問題をめぐる米中首脳の「休戦合意」が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、原油価格の上昇なども支援材料。このほか、経済指標の改善が好感された。11月のマークイット・ブラジル製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月の51.1から52.7まで上昇した。
【ロシア】MICEX指数 2441.19 +2.04
3日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比48.69ポイント高(+2.04)の2441.19で取引を終了した。2405.18から2446.15まで上昇した。
高く寄り付いた後も高値圏で推移した。米中緊張関係の緩和が好感され、リスク志向の動きが活発となった。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。国内要因では、経済指標の改善が支援材料。11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月の51.3から52.6まで上昇した。
【インド】SENSEX指数 36241.00 +0.13%
3日のインドSENSEX指数は6日続伸。前日比46.70ポイント高(+0.13%)の36241.00、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同7.00ポイント高(+0.06%)の10883.75で取引を終えた。
中盤はマイナス圏に転じる場面もあったが、その後は再び買い戻された。米中緊張関係に対する懸念が後退していることが支援材料となり、インド株にも買いが広がった。また、外国人投資家(FII)の買い継続も指数をサポートした。
【中国本土】上海総合指数 2654.80 +2.57%
週明け3日の上海総合指数は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比66.61ポイント高(+2.57%)の2654.80ポイントと続伸した。約2週ぶりの高値水準を回復する。
米中首脳の「休戦合意」がポジティブ。トランプ米大統領は1日の米中首脳会談で、中国への追加関税猶予を決定した。同氏はこれまで、「2000億米ドル相当の中国製品に対し、来年1月に10%から25%に予定通り引き上げる」と強調していたが、中国の知的財産権保護などに関する妥協点を探るため、90日間の猶予期間を設ける格好。貿易戦争の激化がひとまず回避される見込みだ。
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