【ブラジル】ボベスパ指数 86885.69 +3.69%
30日のブラジル市場反発。主要指標のボベスパ指数は前日比3088.98ポイント高(+3.69%)の86885.69で取引を終えた。83801.50から86989.63まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。28日の大統領選の決選投票で投資家に好まれている極右候補のジャイル・ボルソナロ氏が勝利を収めたことが改めて好感されたもようだ。同氏による経済改革などに対する期待が高まっている。また、米中貿易戦争への懸念がやや後退していることも支援材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2299.98 -0.74%
30日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比17.08ポイント安(-0.74%)の2299.98で取引を終了した。2316.89から2283.13まで下落した。

後半はプラス圏を回復する場面もあったが、終盤は再び売りに押された。原油価格の下落がウエートの高い資源銘柄の売り手掛かり。また、欧州の主要な株式市場が不安定な値動きを示したこともロシア株の売り圧力を強めた。一方、米中貿易戦争への懸念がやや後退していることが指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 33891.13 -0.52%
30日のインドSENSEX指数は反落。前日比176.27ポイント安(-0.52%)の33891.13、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同52.45ポイント安(-0.51%)の10198.40で取引を終えた。

前日の終値近辺でもみ合った後は後半に下げ幅を拡大させた。外国人の売り継続が圧迫材料。外国人はこの日までに8日連続の売り越しとなった。また、国内の燃料価格の上昇などもインフレの加速懸念を強めた。このほか、金融引き締めに伴う流動性不足懸念が高まっていることも警戒された。

【中国本土】上海総合指数 2568.05 +1.02%
30日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比25.94ポイント高(+1.02%)の2568.05ポイントと3日ぶりに反発した。

中国の政策期待が強まる。貿易摩擦による景気下振れの懸念が強まるなか、中国政府が「車両購置税(車両取得税)」の減税復活を計画しているもよう——と伝わった。国家発展改革委員会はこのほど、排気量1600cc以下の小型車について、税率を現行の10%から5%に引き下げることを提案したという。「国家隊(政府系ファンドなど)」が相場を支えるとの観測も根強い。割安銘柄などを物色する動きも活発化した。





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情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は反発、ボルソナロ氏の優勝を改めて好感