31日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比12.49ポイント(0.46%)安の2725.25ポイントと4日続落した。上海A株指数も下落し、17.01ポイント(0.59%)安の2850.00ポイントで取引を終えている。

前日までの軟地合いを継ぐ流れ。米中貿易摩擦の激化懸念が再燃するなか、センチメントを重くしている。寄り付き前に公表された8月の中国製造業PMIは、事前予想(51.0)と前月実績(51.2)を上回る51.3で着地したものの、好感する買いは限定的だった。

業種別では、セラミック、家電が安い。セラミック関連では広東松発陶器(603268/SH)が6.2%安、家電関連では海信電器(600060/SH)が7.4%、江蘇立覇実業が4.1%、*ST廈門華橋電子(600870/SH)が2.2%ずつ下落した。医療関連株、プラスチック株、紡織株も下げが目立つ。アパレル株、ホテル・観光株も売られた。

外貨建てB株の相場も値下がり。上海B株指数が0.36ポイント(0.12%)安の287.25ポイント、深センB株指数が7.45ポイント(0.70%)安の994.61ポイントで終了した。

【亜州IR】




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情報提供元: FISCO
記事名:「 31日の中国本土市場概況:上海総合指数は0.46%安で4日続落、セラミック・家電株に売り