【ブラジル】ボベスパ指数 77077.99 -1.94%
15日のブラジル市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1524.12ポイント安(-1.94%)の77077.99で取引を終えた。78617.96から76828.55まで下落した。

売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。トルコ・リラをはじめとする新興国通貨安に対する不安が高まっていることが圧迫材料。また、原油価格の下落や景気の先行き不透明感が解消されていないことなども嫌気された。

【ロシア】MICEX指数 2267.13 -0.69%
15日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比15.75ポイント安(-0.69%)の2267.13で取引を終了した。2282.34から2246.45まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、引け間際に下げ幅を縮小させた。原油安が嫌気され、資源の一角に売りが広がった。また、トルコ・リラが再び下落したことや、中国人民銀行(中央銀行)が人民元を元安方向に調整していることなど新興国通貨に対する不安が高まっていることも圧迫材料となった。


【インド】
休場

【中国本土】上海総合指数 2723.26 -2.08%
15日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比57.71ポイント安(-2.08%)の2723.26ポイントと3日続落した。

人民元安が続くなか、資金流出の警戒感が強まる流れ。上海外国為替市場では元安に下げ止まりの兆しがみられず、依然として約1年3カ月ぶりの低い水準で推移している。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、対米ドルの人民元レートを5営業日連続で元安方向に設定した。前日公表された7月の中国経済指標で、消費や投資の減速が鮮明化したことも、改めてネガティブ材料視されている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値下がり、資金流出の警戒感が強まる流れ