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中国企業の決算期待や、本土資金の流入がプラス。中国・香港株式市場の相互取引制度を通じた足元の取引では、本土投資家による香港株の買い越しが続いている。高値警戒感が意識されるなか、指数は安く推移する場面がみられたものの、終盤に入り再び買いの勢いが強まった。
ハンセン指数の構成銘柄では、石油関連の上げが目立つ。業界大手3社の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が5.3%高、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が4.6%高、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が3.1%高で引けた。
中国証券セクターも急伸。中信証券(6030/HK)が12.0%高、中国銀河証券(6881/HK)が5.6%高、華泰証券(6886/HK)が5.3%高、広発証券(1776/HK)が4.4%高、海通証券(6837/HK)が4.3%高と値を上げた。証券取引の拡大期待が強まる。上海、ロンドン両市場間の株式相互取引に関し、実施に向けた動きが進展していると伝えられた。
海運セクターも高い。中遠海運HD(1919/HK)が4.3%、中遠海運発展(2866/HK)が4.2%、太平洋航運集団(2343/HK)が3.5%、中遠海運能源運輸(1138/HK)が2.0%ずつ上昇した。
半面、中国自動車セクターは安い。広州汽車集団(2238/HK)が2.4%、比亜迪(BYD:1211/HK)が2.2%、華晨中国汽車HD(ブリリアンス・チャイナ:1114/HK)が1.9%、東風汽車集団(489/HK)が1.4%ずつ下落した。
本土市場は7日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.37%高の3559.47ポイントで取引を終えた。証券株が高い。石油関連株。ITハイテク関連株、バイオ医薬関連株、自動車株、海運株なども買われた。
【亜州IR】
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