26日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.03ポイント(0.06%)高の3343.58ポイントと4日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、2.10ポイント(0.06%)高の3501.30ポイントで取引を終えている。

商品市況高が追い風。この日の上海商品取引所では、非鉄や鉄筋など主要商品が軒並み上昇し、投資家のセンチメントを上向かせた。人民元安の進行などを嫌気し売られる場面がみられたものの、引けにかけて指数は再びプラスに転じている。

非鉄や鉄鋼の素材株がしっかり。江西銅業(600362/SH)が1.3%高、宝山鋼鉄(600019/SH)が2.0%高で引けた。石炭株も高い。中国神華能源(601088/SH)が2.2%上昇した。前日に急落した不動産株も一角が買い戻されている。軍需関連株や食品株も堅調に推移した。

半面、空運株や紙・パルプ株の一角はさえない。空運各社は元建て債務の比率が高く、紙製品各社は原料を輸入しているため、元安の進行がネガティブ材料視されている。銀行株や証券株、自動車株なども軟調だった。

一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が1.22ポイント(0.34%)高の355.42ポイント、深センB株指数が2.55ポイント(0.22%)高の1178.71ポイントで終了した。

【亜州IR】




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情報提供元: FISCO
記事名:「 26日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高と4日ぶり反発、素材株しっかり