5日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比24.33ポイント(0.76%)高の3207.13ポイントと反発した。約2カ月半ぶりの高値水準を回復している。上海A株指数も上昇し、25.49ポイント(0.76%)高の3358.77ポイントで取引を終えた。

商品市況高が追い風。上海商品取引所では、アルミや鉄筋など主要な商品先物が上昇している。金融当局の監督管理強化などを嫌気して小安くスタートしたものの、指数は徐々に買いの勢いを増した。

業種別では、非鉄や鉄鋼など素材株が高い。洛陽モリブデン(603993/SH)が7.0%、中国アルミ(601600/SH)が3.3%、馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が1.6%ずつ値を上げた。石炭株も急伸している。保険株も上げが目立つ。中国平安保険(601318/SH)が5.2%上昇した。保健当局による商業養老保険の改革案が好感されている。銀行株や証券株もしっかり。自動車株や不動産株、ゼネコンや建機、建材のインフラ関連株なども物色された。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が2.33ポイント(0.71%)高の329.39ポイント、深センB株指数が8.56ポイント(0.75%)高の1152.85ポイントで終了した。

【亜州IR】



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情報提供元: FISCO
記事名:「 5日の中国本土市場概況:上海総合0.8%高と反発、素材株と保険株に買い