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3日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比379.61ポイント高(+0.60%)の63279.58で取引を終えた。63337.53まで上昇した後、一時62900.91まで下落した。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、その後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。原油など商品価格の上昇が支援材料となり、資源セクターに買いが継続。また、中国の経済指標の上振れも好感された。一方、国内の景気回復に不透明感が強まっていることが指数の上値を押さえた。6月のマークイット・製造業購買担当者指数(PMI)は50.5となり、前月の52.0と市場予想の51.0を下回った。
【ロシア】MICEX指数 1902.59 +1.23%
3日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比23.09ポイント高(+1.23%)の1902.59で取引を終了した。1902.59 から1881.98まで下落した。
終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、幅広い銘柄に買い戻しが広がった。また、週後半の米ロ首脳会談に期待が高まっていることも支援材料。一方、弱い経済指標が足かせに。5月の製造業購買担当者指数(PMI)は前月の52.4から50.3まで低下した。
【インド】SENSEX指数 31221.62 +0.97%
3日のインドSENSEX指数は続伸。前日比300.01ポイント高(+0.97%)の31221.62、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同94.10ポイント高(+0.99%)の9615.00で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、その後は高値圏でもみ合った。今年のモンスーン(雨季)が順調に進んでいるとの報告がインフレ率の加速懸念を後退させた。また、物品・サービス税(GST)の導入がインドの格付けに好影響をもたらすとの指摘も好感された。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは最新リポートで、GSTの導入が国内総生産(GDP)成長率を押し上げるほか、税収の拡大につながるとの見方を示した。これはインドの格付けに貢献すると強調した
【中国本土】上海総合指数 3195.91 +0.11%
週明け3日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.48ポイント高(+0.11%)の3195.91ポイントと3日続伸した。約2カ月半ぶりの高値水準を切り上げている。
商品市況高が追い風。鉄鋼・石炭相場が年初来高値を更新するなか、関連銘柄が軒並み上昇した。個別では、馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が9.9%高、宝山鋼鉄(600019/SH)が4.2%高と上げが目立っている。エン州煤業(600188/SH)は2.2%上昇した。非鉄株の一角も物色されている。
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