【ブラジル】ボベスパ指数 57646.52 +0.11%
21日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比63.62ポイント高(+0.11%)の57646.52で取引を終えた。一時58049.05まで上昇した。

指数構成銘柄では32が上昇し、22が下落。コンセッソンエス・ロド・ビアリアス(CCR03)、スマイルズ(SMLE3)などが買われており、株価指数の上昇に寄与した。セクター別では情報技術、資本財・サービスが堅調、金融は弱含みとなった。この日は12月のインフレ関連の指標が発表されたが、インフレ率は前回実績を下回ったが、株式市場では特に意識されなかったようだ。


【ロシア】MICEX指数 2212.33 -0.63%
21日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比14.03ポイント安(-0.63%)の2212.33で取引を終了した。高値は2237.60、安値は2210.73。

MICEXは先週末過去最高値を更新していたことから、利益確定の売りが入りやすい地合いとなっている。また、ブレント原油価格の上げが一服していることも資源セクターの圧迫材料に。2200の水準が目先のサポートラインとして意識されそうだが、50日移動平均線をかなり上方乖離していることで売りが強まる可能性もある。

【インド】SENSEX指数 26242.38 -0.25%

21日のインドSENSEX指数は続落。前日比65.60ポイント安(-0.25%)の26242.38、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同21.10ポイント安(-0.26%)の8061.30で取引を終えた。

買いが先行したものの、欧州株安を意識して株価指数は反落。値ごろ感で買い戻しが入る場面があったが、外国人投資家の動向を警戒して買いは続かなかった。ただ、モディ首相が2017年度(18年3月まで1年間)の予算について、財政支出を拡大させることを示唆したことは好感されているようだ。500ルピー(約800円)と1000ルピーの高額紙幣の廃止に伴う流動性不足がインド経済に与えるショックを緩和させることが目的だとみられている。
【中国本土】上海総合指数 3137.43 +1.11%

21日の海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比34.55ポイント高(+1.11%)の3137.43ポイントと3日ぶりに反発した。

国有企業改革の進展が期待される。国有企業に民間資本などを呼び込む「混合所有制改革」について、中国最大規模の国有石油企業、中国石油天然気集団(CNPC)は原則的に指導意見を受け入れると決定した。先週閉幕した翌年度の経済政策方針を決める「中央経済工作会議」では、国有企業改革の続行が確認されている。





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情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は反落、利益確定売りが継続