*12:08JST ナガイレーベ Research Memo(8):2027年8月期も年間配当70円予定。上限60万株とする自己株式取得発表
■株主還元策

ナガイレーベン<7447>の2026年8月期末の自己資本比率は92.6%と高く、財務状況は安定している。同社の業態から考えると利益が急速に悪化する可能性は低く、安定した収益が続くと予想される。このため社外への配分(株主還元)が少ないと毎年留保された利益が自己資本に積み上がり、自己資本当期純利益率(ROE)の低下、すなわち資本効率の低下を招く。しかしながら同社では、利益成長に見合う増配に加えて、資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を目的とする、自己株式の取得を含めた総合的な株主還元を積極的に行っており、これによって比較的高いROE(2026年8月期6.6%)を維持している。

同社は単体ベースでの配当性向50%以上を公約していることから、2024年8月期は年間60.0円の配当を実施し、さらに2025年8月期は同社創業110周年であったことから、記念配当を含めて年間配当を100.0円に増配した。終了した2026年8月期は、当初は通常の年間60.0円配当の予定だったが、最終的に年間70.0円へ増配し、単体ベースの配当性向は81.0%となった。進行中の2027年8月期も通常配当として年間70.0円を予定している。

さらに同社は、自己株式の取得にも前向きである。既に2025年11月12日及び2026年6月29日の取締役会決議に基づき、2025年11月13日〜12月26日及び2026年6月30日〜8月12日に計109.3万株(1,999百万円)の自己株式を取得したほか、2025年11月28日付で500万株の自己株式消却も実施した。加えて、進行中の2027年8月期も2026年10月2日から同12月31日までに60万株(10億円)を上限とする自己株式取得を発表済みである。強固な財務体質に加え、このような積極的な株主還元の姿勢は高く評価できる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ナガイレーベ Research Memo(8):2027年8月期も年間配当70円予定。上限60万株とする自己株式取得発表 」