ギックス Research Memo(1):2026年6月期は営業損益が黒字転換。2027年6月期は増収・大幅増益見込み
FISCO 2026年10月27日 11:01:00
*11:01JST ギックス Research Memo(1):2026年6月期は営業損益が黒字転換。2027年6月期は増収・大幅増益見込み
■要約
1. 会社概要
ギックス<9219>は、「あらゆる判断を、Data-Informedに。」をパーパス(目的)として掲げるデータインフォームド推進企業である。データやAIを活用して企業の意思決定や業務判断の高度化を支援することを事業の中核に据えており、現在は「クライアントを、AI-Informedに。」をテーマに掲げ、AIを活用した業務変革やシステム変革の支援を強化している。事業領域は、AIで強化されたコンサルタントやエンジニアによる事業変革支援、AIを組み込んだソリューション・プロダクト提供、AI活用を前提としたシステム企画・設計支援、AI搭載プラットフォームの提供など多岐にわたる。戦略コンサルティング、高度なアナリティクス、システム実装を組み合わせた一気通貫の支援体制を強みとしており、企業の競争力向上や業務変革を支援している。
2. 2026年6月期の業績概要
2026年6月期の連結業績は、売上高が2,765百万円(前期比15.3%増)、営業利益が25百万円(前期は99百万円の損失)、経常利益が2百万円(同101百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益が35百万円の損失(同99百万円の損失)となった。また、同社が重視する収益指標であるコア営業利益※は92百万円となり、前期の74百万円の損失から黒字に転換した。事業面では、AI時代を見据えた新サービスの拡充が進展した。「AI wrapping(AIラッピング)」「AI-Informed Platform(AIP)」「セマンティックレイヤー構築支援」などの新サービスを相次いで投入している(各サービスの詳細は後述)。また、“データ・AI×ゲーミフィケーション”によるプラットフォーム「マイグル(Mygru)」では、Netflixシリーズ『グラスハート』のデジタルスタンプラリーや『吉本新喜劇座員総選挙2025』など大型エンターテインメント案件を獲得した。さらに、ライトユーザーのロイヤル顧客化を支援するCRM(顧客関係構築)サービス「ロイヤルティ・マイグル」の提供を開始し、従来のフロー型ビジネスから継続型(ストック型)サービスへの展開も進めている。黒字回復にとどまらず、AI・データアセットを軸とした新たな成長基盤の整備が進んだ1年であったと言える。
※ 営業利益にのれん償却費・M&A関連費用を加算した、事業活動そのものの収益力を示す同社の独自指標。
3. 2027年6月期の業績見通し
2027年6月期の連結業績は、売上高3,000百万円(前期比8.5%増)、コア営業利益133百万円(同43.7%増)、営業利益100百万円(同295.3%増)、経常利益90百万円(同3,214.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益50百万円(前期は35百万円の損失)と、増収・大幅増益を見込んでいる。利益の再現性を高めることを最重要課題として、AI・データアセットの蓄積と再利用による生産性及び利益率の向上、既存顧客への深耕営業、継続型サービスの拡大などを通じて利益成長を図る。重要KPIとしては、生産性と顧客深度の2つを掲げている。生産性については、フロント人員1人当たりの売上高と粗利の向上を目指しており、AIやアセット活用の成果を定量的に示していく方針だ。顧客深度については、既存顧客内での横展開や追加提案を進めることで、Bクライアント(年間取引高10百万円以上1億円未満)からAクライアント(同1億円以上)への育成を図る。さらに、AIエージェントやシステムモダナイゼーション関連の需要拡大も追い風になると考えられる。同社は単なるAI導入支援ではなく、顧客システム全体にAIを組み込む高度な業務変革案件を志向しており、案件単価の大型化も進んでいる。2026年6月期に実施した収益管理強化の効果も継続すると見込まれることから、2027年6月期は利益成長と収益基盤強化の両立が期待できると弊社では見ている。
■Key Points
・AI・データ活用を軸に企業の意思決定高度化を支援する「AI-Informed」推進企業
・2026年6月期はコア営業利益92百万円と黒字に転換し、収益構造の改善が進展
・2027年6月期は利益の再現性向上を重視し、AI・データアセット活用による生産性向上と継続的な利益成長を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
<HN>
■要約
1. 会社概要
ギックス<9219>は、「あらゆる判断を、Data-Informedに。」をパーパス(目的)として掲げるデータインフォームド推進企業である。データやAIを活用して企業の意思決定や業務判断の高度化を支援することを事業の中核に据えており、現在は「クライアントを、AI-Informedに。」をテーマに掲げ、AIを活用した業務変革やシステム変革の支援を強化している。事業領域は、AIで強化されたコンサルタントやエンジニアによる事業変革支援、AIを組み込んだソリューション・プロダクト提供、AI活用を前提としたシステム企画・設計支援、AI搭載プラットフォームの提供など多岐にわたる。戦略コンサルティング、高度なアナリティクス、システム実装を組み合わせた一気通貫の支援体制を強みとしており、企業の競争力向上や業務変革を支援している。
2. 2026年6月期の業績概要
2026年6月期の連結業績は、売上高が2,765百万円(前期比15.3%増)、営業利益が25百万円(前期は99百万円の損失)、経常利益が2百万円(同101百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益が35百万円の損失(同99百万円の損失)となった。また、同社が重視する収益指標であるコア営業利益※は92百万円となり、前期の74百万円の損失から黒字に転換した。事業面では、AI時代を見据えた新サービスの拡充が進展した。「AI wrapping(AIラッピング)」「AI-Informed Platform(AIP)」「セマンティックレイヤー構築支援」などの新サービスを相次いで投入している(各サービスの詳細は後述)。また、“データ・AI×ゲーミフィケーション”によるプラットフォーム「マイグル(Mygru)」では、Netflixシリーズ『グラスハート』のデジタルスタンプラリーや『吉本新喜劇座員総選挙2025』など大型エンターテインメント案件を獲得した。さらに、ライトユーザーのロイヤル顧客化を支援するCRM(顧客関係構築)サービス「ロイヤルティ・マイグル」の提供を開始し、従来のフロー型ビジネスから継続型(ストック型)サービスへの展開も進めている。黒字回復にとどまらず、AI・データアセットを軸とした新たな成長基盤の整備が進んだ1年であったと言える。
※ 営業利益にのれん償却費・M&A関連費用を加算した、事業活動そのものの収益力を示す同社の独自指標。
3. 2027年6月期の業績見通し
2027年6月期の連結業績は、売上高3,000百万円(前期比8.5%増)、コア営業利益133百万円(同43.7%増)、営業利益100百万円(同295.3%増)、経常利益90百万円(同3,214.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益50百万円(前期は35百万円の損失)と、増収・大幅増益を見込んでいる。利益の再現性を高めることを最重要課題として、AI・データアセットの蓄積と再利用による生産性及び利益率の向上、既存顧客への深耕営業、継続型サービスの拡大などを通じて利益成長を図る。重要KPIとしては、生産性と顧客深度の2つを掲げている。生産性については、フロント人員1人当たりの売上高と粗利の向上を目指しており、AIやアセット活用の成果を定量的に示していく方針だ。顧客深度については、既存顧客内での横展開や追加提案を進めることで、Bクライアント(年間取引高10百万円以上1億円未満)からAクライアント(同1億円以上)への育成を図る。さらに、AIエージェントやシステムモダナイゼーション関連の需要拡大も追い風になると考えられる。同社は単なるAI導入支援ではなく、顧客システム全体にAIを組み込む高度な業務変革案件を志向しており、案件単価の大型化も進んでいる。2026年6月期に実施した収益管理強化の効果も継続すると見込まれることから、2027年6月期は利益成長と収益基盤強化の両立が期待できると弊社では見ている。
■Key Points
・AI・データ活用を軸に企業の意思決定高度化を支援する「AI-Informed」推進企業
・2026年6月期はコア営業利益92百万円と黒字に転換し、収益構造の改善が進展
・2027年6月期は利益の再現性向上を重視し、AI・データアセット活用による生産性向上と継続的な利益成長を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
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情報提供元: FISCO