平山 Research Memo(2):インソーシング・派遣事業を基盤に、M&Aを活用しながら事業領域を拡大
FISCO 2026年10月14日 11:02:00
*11:02JST 平山 Research Memo(2):インソーシング・派遣事業を基盤に、M&Aを活用しながら事業領域を拡大
■平山ホールディングス<7781>の会社概要
1. 会社概要
同社グループは、「インソーシング・派遣事業」を主力に国内外で事業展開している。同社グループの人材がモノづくりの工程すべてを製造請負・派遣によって支援するとともに、製造請負においては現場改善コンサルタントと連携して、顧客先工場内で現場改善を図り生産性向上を実現するなど、品質の高いサービスを提供できることが強みであり特徴となっている。2015年7月に認知度向上と人材確保を目的に、東京証券取引所(以下、東証)JASDAQ(スタンダード)に上場し、2017年3月には持株会社体制へ移行してM&A戦略を推進、事業領域を拡大しながら成長を続けている。2022年4月の東証市場区分見直しによってスタンダード市場に移行した。
なお、2027年1月1日付で商号をケディックスホールディングス(英文名 KEDiX Holdings Co. Ltd.)に変更する。変更理由としては、1)特定個人名に依存しない「パブリック・カンパニー」としてのブランドを確立すること、2)人材派遣のイメージを超え、AI・ロボティクス、コンサルティングを含む「総合改善ソリューション企業」を明確化すること、3)世界共通言語である「Kaizen」を軸に、市場での認知向上を図ることを目的としたものとなる。また、ケディックスの由来としては、K(改善:継続的な改善の精神)、E(エンジニアリング:設計・開発・製造)、D(ダイナミクス:変化と成長の力)、I(インソーシング:請負・統合)、X(トランスフォーメーション:進化・変革)と、それぞれの頭文字を組み合わせたものとなっている。なお、主力子会社である(株)平山の商号も同時期に変更するほか、そのほかの子会社についても今後変更する予定となっている。
2. 沿革
同社の起源は、代表取締役社長の平山善一(ひらやまよしかず)氏の父である平山上一(ひらやまじょういち)氏が、1955年に山口県下関市で日用品の卸売業を個人創業したことに遡る。その後、成熟化していた日用品の卸売ビジネスからの業態転換が必要と考え、1989年に製造業の構内請負業務(現 インソーシング・派遣事業)を開始し、事業が軌道に乗った1992年に平山に組織変更した。
中国地方の自動車関連企業を主力顧客としながら、1993年以降に東海・関東地方へ営業エリアを広げ事業規模を拡大していった。当初の取引先は輸出型企業が中心であったが、円高進行に伴う海外生産シフトが続いたことから、取引先企業の業種分散を進めた。なかでも、2000年に請負業務を受注したテルモ<4543>については、同社の現場改善コンサルティング能力などサービス品質が高く評価され、取引規模が年々拡大し、業績が飛躍する原動力ともなった。事業規模の拡大に伴いテルモ向けの売上構成比は低下したものの、2026年6月期も13.3%と最大顧客であり安定収益基盤となっている。
2009年には事業領域を拡大すべく、技術者派遣事業を行っていた(株)トップエンジニアリングを子会社化した。また、海外進出を目的に2014年にHIRAYAMA (Thailand) Co., Ltd.(以下、平山タイ)を設立したのに続き、2015年に平山タイが現地の人材サービス会社であるJOB SUPPLY HUMAN RESOURCES Co., Ltd.(以下、JSHR)を子会社化した。さらに、国内のインソーシング・派遣事業の領域拡大を図るべく、2018年にFUN to FUN(株)、(株)平和鉄工所を、2019年に(株)大松自動車(現 (株)平山ケアサービス)※を相次いで子会社化した。2023年7月にはブリヂストン<5108>のグループ会社で九州の4つの工場でタイヤ製造等の付帯作業を展開するブリヂストングリーンランドスケープ(株)(現 (株)平山GL)を子会社化した。
※ 平山ケアサービスについては当初自動車整備事業と介護施設運営事業を行っていたが、2024年6月に自動車整備事業を売却し、現在は介護施設の運営及び介護サービス事業を展開している。
なお、経営基盤の強化を図るためグループ会社の再編統合にも着手している。具体的には、2025年12月にFun to Fun、2026年7月に平和鉄工所を相次いで平山に吸収合併したのに続き、2027年1月にはトップエンジニアリングを平山に吸収合併する予定となっている。
3. グループ会社
2026年6月期末における連結子会社は11社で、主力のインソーシング・派遣事業は平山及び平山GLの2社で展開している。また、技術者派遣事業をトップエンジニアリング、海外事業を平山タイ、JSHR、HIRAYAMA MYANMAR Co., Ltd.で展開しており、その他事業としてコンサルティング事業を平山で、外国人雇用管理サポート事業等を(株)平山グローバルサポーター(以下、平山GS)やサンライズ協同組合で展開しているほか、平和鉄工所、平山ケアサービス、(株)平山LACCなどが含まれる。
2026年6月期末のグループ従業員数(限定正社員及び契約社員含む)は10,697名で、うちインソーシング・派遣事業で7,551名、技術者派遣事業で606名、海外事業で2,268名、その他事業で175名となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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■平山ホールディングス<7781>の会社概要
1. 会社概要
同社グループは、「インソーシング・派遣事業」を主力に国内外で事業展開している。同社グループの人材がモノづくりの工程すべてを製造請負・派遣によって支援するとともに、製造請負においては現場改善コンサルタントと連携して、顧客先工場内で現場改善を図り生産性向上を実現するなど、品質の高いサービスを提供できることが強みであり特徴となっている。2015年7月に認知度向上と人材確保を目的に、東京証券取引所(以下、東証)JASDAQ(スタンダード)に上場し、2017年3月には持株会社体制へ移行してM&A戦略を推進、事業領域を拡大しながら成長を続けている。2022年4月の東証市場区分見直しによってスタンダード市場に移行した。
なお、2027年1月1日付で商号をケディックスホールディングス(英文名 KEDiX Holdings Co. Ltd.)に変更する。変更理由としては、1)特定個人名に依存しない「パブリック・カンパニー」としてのブランドを確立すること、2)人材派遣のイメージを超え、AI・ロボティクス、コンサルティングを含む「総合改善ソリューション企業」を明確化すること、3)世界共通言語である「Kaizen」を軸に、市場での認知向上を図ることを目的としたものとなる。また、ケディックスの由来としては、K(改善:継続的な改善の精神)、E(エンジニアリング:設計・開発・製造)、D(ダイナミクス:変化と成長の力)、I(インソーシング:請負・統合)、X(トランスフォーメーション:進化・変革)と、それぞれの頭文字を組み合わせたものとなっている。なお、主力子会社である(株)平山の商号も同時期に変更するほか、そのほかの子会社についても今後変更する予定となっている。
2. 沿革
同社の起源は、代表取締役社長の平山善一(ひらやまよしかず)氏の父である平山上一(ひらやまじょういち)氏が、1955年に山口県下関市で日用品の卸売業を個人創業したことに遡る。その後、成熟化していた日用品の卸売ビジネスからの業態転換が必要と考え、1989年に製造業の構内請負業務(現 インソーシング・派遣事業)を開始し、事業が軌道に乗った1992年に平山に組織変更した。
中国地方の自動車関連企業を主力顧客としながら、1993年以降に東海・関東地方へ営業エリアを広げ事業規模を拡大していった。当初の取引先は輸出型企業が中心であったが、円高進行に伴う海外生産シフトが続いたことから、取引先企業の業種分散を進めた。なかでも、2000年に請負業務を受注したテルモ<4543>については、同社の現場改善コンサルティング能力などサービス品質が高く評価され、取引規模が年々拡大し、業績が飛躍する原動力ともなった。事業規模の拡大に伴いテルモ向けの売上構成比は低下したものの、2026年6月期も13.3%と最大顧客であり安定収益基盤となっている。
2009年には事業領域を拡大すべく、技術者派遣事業を行っていた(株)トップエンジニアリングを子会社化した。また、海外進出を目的に2014年にHIRAYAMA (Thailand) Co., Ltd.(以下、平山タイ)を設立したのに続き、2015年に平山タイが現地の人材サービス会社であるJOB SUPPLY HUMAN RESOURCES Co., Ltd.(以下、JSHR)を子会社化した。さらに、国内のインソーシング・派遣事業の領域拡大を図るべく、2018年にFUN to FUN(株)、(株)平和鉄工所を、2019年に(株)大松自動車(現 (株)平山ケアサービス)※を相次いで子会社化した。2023年7月にはブリヂストン<5108>のグループ会社で九州の4つの工場でタイヤ製造等の付帯作業を展開するブリヂストングリーンランドスケープ(株)(現 (株)平山GL)を子会社化した。
※ 平山ケアサービスについては当初自動車整備事業と介護施設運営事業を行っていたが、2024年6月に自動車整備事業を売却し、現在は介護施設の運営及び介護サービス事業を展開している。
なお、経営基盤の強化を図るためグループ会社の再編統合にも着手している。具体的には、2025年12月にFun to Fun、2026年7月に平和鉄工所を相次いで平山に吸収合併したのに続き、2027年1月にはトップエンジニアリングを平山に吸収合併する予定となっている。
3. グループ会社
2026年6月期末における連結子会社は11社で、主力のインソーシング・派遣事業は平山及び平山GLの2社で展開している。また、技術者派遣事業をトップエンジニアリング、海外事業を平山タイ、JSHR、HIRAYAMA MYANMAR Co., Ltd.で展開しており、その他事業としてコンサルティング事業を平山で、外国人雇用管理サポート事業等を(株)平山グローバルサポーター(以下、平山GS)やサンライズ協同組合で展開しているほか、平和鉄工所、平山ケアサービス、(株)平山LACCなどが含まれる。
2026年6月期末のグループ従業員数(限定正社員及び契約社員含む)は10,697名で、うちインソーシング・派遣事業で7,551名、技術者派遣事業で606名、海外事業で2,268名、その他事業で175名となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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情報提供元: FISCO