*11:04JST サスメド Research Memo(4):2026年6月に「サスメド 不眠障害用アプリ Medcle」の販売を開始
■サスメド<4263>の事業概要

3. 「サスメド 不眠障害用アプリ Medcle」
不眠障害治療用アプリについては、2021年12月に塩野義製薬<4507>と独占的販売提携契約を締結し、2023年2月15日付で厚生労働省より医療機器製造販売承認を取得した。その後、2024年8月30日付で製造販売承認事項一部変更承認申請(既に製造販売承認を取得している医薬品・医療機器等に関して承認事項の一部を変更するために行う申請)を行い、2025年9月2日付で「サスメド 不眠障害用アプリ Medcle」として厚生労働省より本申請の承認を取得した。そして2026年5月13日に開催された厚生労働大臣の諮問機関である中央社会保険医療協議会総会において保険収載が了承され、同年6月1日付で保険適用となり販売を開始した。保険償還価格は24,100円/処方(別途技術料も算定)で、同社が当初見込んでいた19,200円/処方に対して約2割上回る価格で保険算定された。

「サスメド 不眠障害用アプリ Medcle」は、不眠障害に対する認知行動療法をベースとする治療コンテンツをプログラム医療機器として提供する。不眠障害に対する治療として国内で初めて公的医療保険が適用される管理医療機器である。チャット形式でのプログラムによる介入を採用し、1処方当たり9週間の治療(1週間の睡眠衛生指導と睡眠表の記入、その後8週間の認知行動療法を治療原理としたコンテンツ等による治療)により、医療従事者との面談による認知行動療法に近い不眠障害治療の実践が期待できる。同社の不眠障害治療用アプリに関する技術は日本、米国、韓国、インドネシアにおいて特許が成立し、2023年2月には欧州特許庁より特許査定を受けている。また同社HPに、医療関係者向けサイト及び不眠症に関する疾患啓発サイト「眠りの道しるべ」を開設している。

なお「サスメド 不眠障害用アプリ Medcle」が、塩野義製薬との独占的販売契約において設定していた一定点数以上で保険収載がなされたことに伴い、塩野義製薬から受け取るマイルストンが200百万円で確定した。2027年6月期第1四半期の事業収益に計上する。また塩野義製薬と協議の結果、独占的販売契約の終了に関する合意書を締結した。今後は同社が単独で営業活動を行い、収益はロイヤリティー収入ではなく、獲得する収益の全額を同社で製品売上として計上する。営業活動に関しては営業人員を大幅に増員するのではなく、学会での展示や自社主催のウェビナーなどを通じて契約獲得につなげるという手法により営業コストの増加を抑制する。新たなパートナーとの連携も検討する。採用医療機関数及び処方数の増加に向けたロードマップとしては、プロモーション活動を効率的に継続することで採用機関数を拡大し、先行している医療機関における処方経験の共有などによって処方数の増加につなげることを想定している。塩野義製薬との独占的販売契約終了の影響としては、同社単独で供給を完結するための体制構築は完了しており、保険収載以降の営業活動はその体制のもとで行っていること、その状況を踏まえた目標数値を設定していることなどから軽微としている。むしろ同社の業績にとっては、獲得する収益の全額を同社で売上計上することのメリットが、契約解消による営業コストの増加等のデメリットを上回る可能性があると弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 サスメド Research Memo(4):2026年6月に「サスメド 不眠障害用アプリ Medcle」の販売を開始 」