日本情報C Research Memo(3):DXを支援する仲介ソリューションと管理ソリューションを一気通貫で提供(1)
FISCO 2026年10月01日 13:03:00
*13:03JST 日本情報C Research Memo(3):DXを支援する仲介ソリューションと管理ソリューションを一気通貫で提供(1)
■日本情報クリエイト<4054>の事業概要
1. 事業概要
同社は、全国の中小規模の不動産仲介会社及び賃貸管理会社のDXを支援するワンストップクラウドソリューションとして、各々の不動産業務フローに沿った一気通貫のプロダクトラインナップを提供している。サービス区分は不動産仲介業務領域を対象とする仲介ソリューション、及び賃貸管理業務領域を対象とする管理ソリューションである。AIを活用した新サービスの開発や関連業界とのデータ連携拡充にも注力している。
(1) 仲介ソリューション
不動産仲介会社向けの主要プロダクトとしては、業者間物件共有・物件仕入領域で不動産業者間物件流通サービス「リアプロBB」、リアルタイム物件確認・空室管理システム「リアプロ」、集客・追客支援領域で不動産専用ホームページ制作ソフト「Web Manager Pro」、不動産ポータルサイト一括掲載「物件データ連動」、見込客管理「CRM/顧客管理」、契約支援領域でオンライン入居申込「電子入居申込」、オンライン重説(重要事項説明)の「IT重説」、オンライン契約システム「電子契約」などがある。
「リアプロBB」は全国の不動産情報をデータ化し、不動産事業者間の物件情報の共有をリアルタイムに実現するWebサービス(無償)で、一気通貫の仲介業務支援プラットフォームである。また「リアプロ」も同様に、管理会社と仲介会社をつなぐ業者間物件サービス(仲介は無償、管理は有償)である。
また2026年9月1日付で賃貸管理・仲介業務を一気通貫でつなぐ「リアプロBB+」をリリースした。「リアプロBB」については2025年5月28日付で「不動産BB」と「リアプロ」を統合する形でリリースした。ただし一部の利用者においてシステム不具合が発生したため、同年6月18日より、統合前に「リアプロ」を利用していた顧客については「リアプロ」への切り戻しを、「不動産BB」を利用していた顧客については影響が限定的であったため継続して「リアプロBB」を利用する形にして安定稼働している。「リアプロBB+」は「リアプロ」を基盤に、他社物件の二次広告活用や各種連携機能を統合して業者間流通と自社ホームページ集客の連携を強化するなど、より高い利便性を実現した。今後も機能拡張のリリースを予定している。
(2) 管理ソリューション
賃貸管理会社向けの主要プロダクトとしては、入居管理・更新管理・請求管理・入金管理・オーナー送金・修繕管理など幅広い業務のDXを支援する賃貸物件総合管理システム「賃貸革命」、入居者コミュニケーションサービス「くらさぽコネクト オーナーアプリ」「くらさぽコネクト 入居者アプリ」「賃貸革命」に蓄積されたデータを自動分析して賃貸管理状況の「見える化」を実現する「経営分析オプション」、賃料及び空室率に関する指標情報提供サービスのクリエイト賃貸住宅インデックス「CRIX(=Create Rental housing Index)」、データを生かした新たなソリューションのAI賃料査定搭載オーナー向け満室戦略レポーティングサービス「オーナー提案AIロボII」(2025年2月に従来の「空室対策ロボ」から名称変更)などがある。
「賃貸革命」は同社の売上高の約5割を占める主力プロダクトである。管理業務の効率化を実現するほか、登録された基礎データを活用することで仲介業務の成約率向上などにつなげる。なお「賃貸革命」の最新バージョンとして2025年8月に「賃貸革命11」をリリースした。2017年の「賃貸革命10」から約8年ぶりのバージョンアップで、AI-OCRを利用した見積書の自動取り込み機能や画像登録簡素化など、操作速度の改善や賃貸管理業務の自動化・効率化を実現する様々な機能強化を行った。
また「くらさぽコネクト」は、不動産管理会社が入居者又はオーナーと手軽にコミュニケーションが取れるスマホアプリである。「賃貸革命」との連携により契約更新や入居者情報管理の効率化を実現する。2025年11月には「くらさぽコネクト 入居者アプリ」のID発行数が累計20万IDを突破した。「CRIX」は同社が保有する膨大な量の賃貸住宅管理データ(ビッグデータ)より算出した賃料・空室状況に関するインデックスである。2023年8月にアマゾン・ウェブ・サービス(以下、AWS)の「AWS Data Exchange」を通じて、有料コンテンツとして提供を開始(「AWS Data Exchange」上での有料コンテンツとしての提供は「CRIX」が2例目)した。「オーナー提案AIロボII」はStudio LOC(合同)と共同開発したサービスで、同社が独自に保有する成約賃料データなどを含む業界最多の「累計100億件」のビッグデータを基にしたAI賃料査定が可能になった。また2026年4月には「オーナー提案AIロボII」の売買査定機能を大幅リニューアルし、1つのシステムで賃料査定と売買価格査定のW(ダブル)査定が可能になった。
直近の新サービス開発としては、2026年7月には「賃貸革命11」向けローカルMCPサーバーの試験提供を開始した。約3ヶ月間の試験提供を通じてパートナー企業からのフィードバックを収集し、業務上の有効性・実用性の検証結果をもとに正式サービスとしての提供範囲の拡大、または提供内容の見直しを判断する。また同年9月にはAI-OCR×ストレージ×賃貸革命連携サービスで不動産業務を効率化するAI業務効率化ソリューション「AI Kamigakari」をリリースした。PDFをアップロードするだけで、AI-OCRが書類を自動分析・分類し、電子帳簿保存法対応を見据えた形式で保管まで完結する。データ活用を前提とした新しい業務フローへの転換を実現した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
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■日本情報クリエイト<4054>の事業概要
1. 事業概要
同社は、全国の中小規模の不動産仲介会社及び賃貸管理会社のDXを支援するワンストップクラウドソリューションとして、各々の不動産業務フローに沿った一気通貫のプロダクトラインナップを提供している。サービス区分は不動産仲介業務領域を対象とする仲介ソリューション、及び賃貸管理業務領域を対象とする管理ソリューションである。AIを活用した新サービスの開発や関連業界とのデータ連携拡充にも注力している。
(1) 仲介ソリューション
不動産仲介会社向けの主要プロダクトとしては、業者間物件共有・物件仕入領域で不動産業者間物件流通サービス「リアプロBB」、リアルタイム物件確認・空室管理システム「リアプロ」、集客・追客支援領域で不動産専用ホームページ制作ソフト「Web Manager Pro」、不動産ポータルサイト一括掲載「物件データ連動」、見込客管理「CRM/顧客管理」、契約支援領域でオンライン入居申込「電子入居申込」、オンライン重説(重要事項説明)の「IT重説」、オンライン契約システム「電子契約」などがある。
「リアプロBB」は全国の不動産情報をデータ化し、不動産事業者間の物件情報の共有をリアルタイムに実現するWebサービス(無償)で、一気通貫の仲介業務支援プラットフォームである。また「リアプロ」も同様に、管理会社と仲介会社をつなぐ業者間物件サービス(仲介は無償、管理は有償)である。
また2026年9月1日付で賃貸管理・仲介業務を一気通貫でつなぐ「リアプロBB+」をリリースした。「リアプロBB」については2025年5月28日付で「不動産BB」と「リアプロ」を統合する形でリリースした。ただし一部の利用者においてシステム不具合が発生したため、同年6月18日より、統合前に「リアプロ」を利用していた顧客については「リアプロ」への切り戻しを、「不動産BB」を利用していた顧客については影響が限定的であったため継続して「リアプロBB」を利用する形にして安定稼働している。「リアプロBB+」は「リアプロ」を基盤に、他社物件の二次広告活用や各種連携機能を統合して業者間流通と自社ホームページ集客の連携を強化するなど、より高い利便性を実現した。今後も機能拡張のリリースを予定している。
(2) 管理ソリューション
賃貸管理会社向けの主要プロダクトとしては、入居管理・更新管理・請求管理・入金管理・オーナー送金・修繕管理など幅広い業務のDXを支援する賃貸物件総合管理システム「賃貸革命」、入居者コミュニケーションサービス「くらさぽコネクト オーナーアプリ」「くらさぽコネクト 入居者アプリ」「賃貸革命」に蓄積されたデータを自動分析して賃貸管理状況の「見える化」を実現する「経営分析オプション」、賃料及び空室率に関する指標情報提供サービスのクリエイト賃貸住宅インデックス「CRIX(=Create Rental housing Index)」、データを生かした新たなソリューションのAI賃料査定搭載オーナー向け満室戦略レポーティングサービス「オーナー提案AIロボII」(2025年2月に従来の「空室対策ロボ」から名称変更)などがある。
「賃貸革命」は同社の売上高の約5割を占める主力プロダクトである。管理業務の効率化を実現するほか、登録された基礎データを活用することで仲介業務の成約率向上などにつなげる。なお「賃貸革命」の最新バージョンとして2025年8月に「賃貸革命11」をリリースした。2017年の「賃貸革命10」から約8年ぶりのバージョンアップで、AI-OCRを利用した見積書の自動取り込み機能や画像登録簡素化など、操作速度の改善や賃貸管理業務の自動化・効率化を実現する様々な機能強化を行った。
また「くらさぽコネクト」は、不動産管理会社が入居者又はオーナーと手軽にコミュニケーションが取れるスマホアプリである。「賃貸革命」との連携により契約更新や入居者情報管理の効率化を実現する。2025年11月には「くらさぽコネクト 入居者アプリ」のID発行数が累計20万IDを突破した。「CRIX」は同社が保有する膨大な量の賃貸住宅管理データ(ビッグデータ)より算出した賃料・空室状況に関するインデックスである。2023年8月にアマゾン・ウェブ・サービス(以下、AWS)の「AWS Data Exchange」を通じて、有料コンテンツとして提供を開始(「AWS Data Exchange」上での有料コンテンツとしての提供は「CRIX」が2例目)した。「オーナー提案AIロボII」はStudio LOC(合同)と共同開発したサービスで、同社が独自に保有する成約賃料データなどを含む業界最多の「累計100億件」のビッグデータを基にしたAI賃料査定が可能になった。また2026年4月には「オーナー提案AIロボII」の売買査定機能を大幅リニューアルし、1つのシステムで賃料査定と売買価格査定のW(ダブル)査定が可能になった。
直近の新サービス開発としては、2026年7月には「賃貸革命11」向けローカルMCPサーバーの試験提供を開始した。約3ヶ月間の試験提供を通じてパートナー企業からのフィードバックを収集し、業務上の有効性・実用性の検証結果をもとに正式サービスとしての提供範囲の拡大、または提供内容の見直しを判断する。また同年9月にはAI-OCR×ストレージ×賃貸革命連携サービスで不動産業務を効率化するAI業務効率化ソリューション「AI Kamigakari」をリリースした。PDFをアップロードするだけで、AI-OCRが書類を自動分析・分類し、電子帳簿保存法対応を見据えた形式で保管まで完結する。データ活用を前提とした新しい業務フローへの転換を実現した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
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情報提供元: FISCO