*18:32JST ニッポンインシュア株式会社:2025年9月期第3四半期決算説明会文字起こし(2) ニッポンインシュア<5843>

当社の主の事業である家賃債務保証について説明いたします。
この家賃債務保証とは、賃貸でお部屋を借りる際に連帯保証人が必要になりますが、人的保証に代わり、機関保証として連帯保証人に近い役割を果たす制度です。

【家賃債務保証サービスの流れ】
サービスの基本的な流れですが、まず、借主が当社と保証委託契約を交わし、保証料を支払っていただきます。この保証料が当社の売上になります。
次に、不動産管理会社と当社で契約を交わしているため、サービスがスタート。
サービスの期間中に万が一滞納があった場合には、当社が家賃等を立て替えて送金し、その後、立て替えた金額を借主に対して請求するという流れです。

【保証サービスのメリット】
この家賃債務保証サービスは、借主と貸主双方にメリットがあると考えています。
借主にとっては、連帯保証人を探す手間が省けるため、スムーズに入居できます。また、入居中に事故や入院等で支払いが困難になった場合でも、当社が立て替えて送金することでお部屋を確保できます。
不動産管理会社にとっては、入居審査を当社が行うため、専門的な入居審査をすることなく滞納リスクを下げることができ、貸しやすくなることで入居率が上がり家賃収入が安定します。

【社会に対する役割】
私たちは、この事業が借主の生活を守り、管理会社の収入を確保することで、暮らしのサイクルを循環させる重要な役割を果たしていると認識し、日々の業務を行っております。

家賃債務保証サービスには大きく「一般保証型」と「支払委託型」の2種類があります。

【2種類の支払い方法】
・一般保証型は、借主が不動産管理会社に毎月家賃を支払い、滞納が発生した場合には、不動産管理会社から当社に報告があり、当社が立て替えて送金し、その後に借主へ請求する流れです。
・支払委託型は、当社が借主から家賃の引き落としを行い、引き落としの有無にかかわらず貸主へ送金します。そして、引き落としがなされなかった場合には、後日請求するという流れになります。
また、この家賃債務保証サービスを借主へ提供するのは不動産管理会社ですので、当社の営業先は不動産管理会社ということになります。

こちらが主力事業である家賃債務保証に関する当社の取り組みです。

【与信審査】
与信審査では、複数の外部機関のデータベースを活用し、独自の審査基準を的確に運用しています。

【データ連携とシステム活用】
入居申込システムとのデータ連携やシステム活用を積極的に行い、業務効率化、利便性の向上、コスト削減を実現しています。不動産DXの流れに沿ったデータ連携はもちろん、当社オリジナルの顧客管理システム「クラウドインシュア」をご利用いただくことで、「顧客・契約情報の管理による業務効率の向上」や「ペーパーレス化によるコスト削減」といった効果の期待ができます。

【他企業とのタイアップ、付帯サービス】
様々な企業様とタイアップし、単なる家賃債務保証だけでなく、付加価値を付けた多様なプランを提供しています。保証範囲や保証料の変更だけでなく、「24時間の緊急駆け付け」や「近隣トラブル対応」、さらに今後の高齢化を見据えた高齢者向けの「見守りサービス」などを付帯することで、借主にもメリットがあり、管理会社の業務負担軽減にもつながる商品を先駆けて設計していますので、ニーズに合わせた提案が可能です。また、当社の営業スタッフが管理会社にヒアリングを行い、会社ごとにカスタマイズした商品の提供も行っております。

今後も、これらのカテゴリをさらにブラッシュアップし、事業展開を強化してまいります。

さらに、家賃債務保証の経験を活かし、「高齢者施設に入所される方を対象とした介護費債務保証サービス」や「入院患者様の債務を保証する入院費債務保証サービス」を新たに展開しています。これら二つのサービスは、まだ小規模な割合ではありますが、今後の新たな収益源に育てていきたいと考えております。

それでは、2025年9月期 第3四半期の実績になります。

こちらは、業績と前年同期比になります。
売上高    :前期比115.3%の2,741百万円
営業利益   :前期比148.1%の549百万円
四半期純利益 :前期比156.3%の376百万円
の、業績になりました。

詳しくは次のページで説明いたします。

ニッポンインシュア株式会社:2025年9月期第3四半期決算説明会文字起こし(3)に続く

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情報提供元: FISCO
記事名:「 ニッポンインシュア株式会社:2025年9月期第3四半期決算説明会文字起こし(2)