販売面のEVC(Enterprise Video Communication)領域(医薬)においては、主力のWeb講演会用途のライブ配信、Web講演会実施に伴う集客や諸手配の関連業務など、製薬企業のDX展開に伴う受注は継続している。しかし、薬価改定の影響や、製剤の上市や販売状況等によって、DX展開への注力度合いは製薬各社で差異が見られる。第1四半期におけるWeb講演会の実施状況については、大口取引先の中では外資系企業が比較的順調となったものの、内資系に予算投入を抑制する企業が多く見られた。同社グループでは、データ分析ツール「WebinarAnalytics」や講演会を改善する映像施策、グループ会社を中心とした専門性の高いコンテンツ制作を組み合わせて、独自ルートでの案件開拓を図った。制作系の受注は堅調に推移したが、代理店経由の低利益率ながら高単価のWeb講演会案件が減少した影響から、この領域全体では前年を下回る結果となった。