a) 既存ビジネス分野:免疫細胞治療 既存ビジネス分野である免疫細胞治療において、同社は、免疫細胞製造受託の経験やノウハウを活用し、多様な細胞種への製造受託の拡大を進めると同時に、国内患者の受診者数の増加にも取り組む方針である。再生医療を提供する医療機関は年々増加傾向にあり、新規契約医療機関の獲得を目指して営業活動を強化している。さらに契約医療機関と協力し、免疫細胞治療の啓蒙・普及にも取り組んでいる。
a) ヤンセンファーマからの受託製造 同社は、ヤンセンファーマとの治験製品「カービクティ(R)点滴静注」(以下、「カービクティ点滴静注」)製造における技術移転を完了した。2021年5月に治験製品製造受託契約を締結後、同年6月よりヤンセンファーマが実施する国際共同治験(第III相臨床試験:CARTITUDE-4)において、日本国内で用いる治験製品製造工程の一部受託を開始した。ヤンセンファーマが2022年9月に薬事承認(製造・販売)を取得した後も、治験製品受託製造は順調に推移し、2025年9月期の売上高にも安定的に寄与している。