「環境・デジタル戦略」などにおいては、環境経営の実践という点で環境配慮型RD燃料と電動小型杭打機「DHJ-15E」が注目される。環境配慮型RD燃料は、廃油を原料とした次世代型再生可能ディーゼル(Neste MY Renewable Diesel(RD))燃料で、既に欧米を中心に広く実績がある。既存設備の改修が不要で、ライフサイクルアセスメントベースでCO2等排出量を石油由来の軽油と比べ最大90%削減できる点に優位性がある。2024年10月に、大阪府指定のカーボンニュートラル技術開発・実証事業で使用に至った。電動小型杭打機「DHJ-15E」は、国内基礎工事業界初の電動杭打機で、2024年8月に名古屋営業所機材センターで施工試験を実施し、2024年9月に東京ビッグサイト「地盤技術フォーラム2024」に出展、2025年5月には実際の施工現場で使用した。