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受賞案件は、医療装置部品の梱包材を見直し、独自に開発した段ボールホルダーを採用することで、従来大量に使用していた緩衝材を完全に廃止し、貨物全体の容積および開梱作業時間の大幅な縮減を実現したものである。
この取り組みにより、梱包材によるCO2排出量を約60%削減し、容積率の向上と開梱作業時間の短縮を達成した。また、段ボールホルダーの内装仕切りを可変式とすることで、部品の形状が異なっても1種類の包装へ統合可能とし、包装の効率化を図った。
物流環境大賞は、2000年から実施されており、物流における環境保全の推進や環境意識の高揚等を図ることを目的としている。SBS東芝ロジスティクスは、2022年度からこの制度に参加しており、一昨年は「サステナブル活動賞」(二年連続受賞)、昨年は「特別賞」、今年度は「奨励賞」を受賞し、四年連続の受賞を達成した。今後もロジスティクスの視点に基づき、製品梱包設計から環境負荷低減に配慮した提案を継続していく方針である。
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