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ファインケミカルセグメントでは、ロシア・ウクライナ情勢により仲介取引から撤退したことや、夏季の気温上昇の影響によりボディケア製品の販売が計画を下回る見通しとなった。加えて、マスク着用率の低下や暖冬によりメガネケア製品も苦戦。結果として、売上高は当初計画比9.9%減の141億円、セグメント利益は35.0%減の16.90億円に下方修正された。
一方、ポーラスマテリアルセグメントは、生成AI関連の需要増を背景に半導体用途向け販売が伸長し、利益面が大幅に改善。売上高は当初比0.3%減の91.70億円と微減となるが、セグメント利益は80.7%増の15億円へ上方修正された。
サービス・不動産関連セグメントでは、生活用品販売が伸び悩んだ一方、自動車整備や既存温浴施設の好調な稼働などにより、売上高は2.6%増の70.30億円、セグメント利益は25.7%増の4.40億円と上方修正された。
これにより、2026年3月期の連結業績見通しは、売上高303億円(前回比4.4%減)、営業利益36.30億円(同4.0%減)、経常利益38.20億円(同3.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益25.20億円(同9.0%減)となった。
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