(5) 優秀な人材の獲得 同社の本拠地である札幌は、IT企業やエンジニアが多く、かつては「サッポロバレー」と呼ばれていた。北海道大学をはじめとする教育機関が数多く存在し、首都圏よりも人材獲得競争が少ないため、優秀な人材を獲得できる機会が多い地域である。一方で産業や大企業が少ないことから、IT分野に関わる理系の学生が希望どおりに地元で就職できない状況であるため、札幌市はAI関連人材の育成を目的とした「SAPPORO AI LAB」を設立するなど、様々なITビジネス支援に取り組んでおり、ITビジネスに適した環境が備わってきている。こうした札幌市におけるITエンジニア採用のポテンシャルに同社は着目しており、同社代表が北海道大学出身であるメリットを生かし、積極的に地元の優秀な学生を採用している。2025年4月には同大学出身者が3名増加する見込みで、2025年2月14日時点で、同大学出身者は全社員の26%を占めている。