*16:11JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ジャパニアスは反発、ティムスは急騰 <5892> yutori 2042 +310
急騰。好調な月次KPIを発表し、これを好感した買いが優勢となっている。3月は売上高が前年同月比220.8%となった。また、25年3月期はグループ全体で売上高が前期比192.7%となった。heart relationを含めてグループ全社で棚卸を実施したため、ECでの発送日数が制限される中、春物の販売が好調に推移したことから、予算に基づき順調に進捗した。ブランド数は、トップスタイリストである熊谷隆志がキャリアの集大成と位置づけ再始動したブランド「GDC」が新規として増加している。

<3690> イルグルム 517 +11
反発。7日の取引終了後に25年3月の月次売上高(速報)を発表し、好材料視されている。25年3月の月次売上高は、マーケティングDX支援事業が前年同期比102.7%の255,080千円、コマース支援事業が前年同期比202.3%の157,012千円、全体では前年同期比126.5%の412,093千円と堅調だった。なお、24年10月より、連結子会社化したルビー・グループの売上高がコマース支援事業に含まれている。

<7674> NATTY 3120 +110
反発。7日の取引終了後に25年3月度月次報告を発表し、売上高は前年同月実績を下回ったが前日までの大幅下落から反発している。全国的に雨天の日が多い1ヶ月となり、東京でも夏日を観測したり積雪を観測したりと寒暖差が激しく、集客が伸びづらい環境となった。店舗においては、「翠ジンソーダ選手権」を実施、また、周年祭などのイベントを継続的に実施することで、買上点数の増加による客単価の向上に注力した。その結果、3月全店売上高の前年比は96.6%、既存店売上高の前年比は90.7%となった。

<245a> INGS 1941 +102
反発。25年8月期3月度直営店売上高速報を発表し、好材料視されている。直営店全店の前年同月比売上高はラーメン事業で135.2%、レストラン事業で115.3%となった。既存店については、2月と同様、ラーメン事業では引き続きインバウンド客の来店増、特に「らぁ麺はやし田」道頓堀店の伸びや、一部商品の値上げを踏まえた客単価向上等を背景に、前年同月比売上高は104.0%、レストラン事業では客単価が前年同月比102.4%の伸びとなる中で、前年同月比売上高は100.5%の水準となった。

<4891> ティムス 143 +23
急騰。急性腎障害等を対象疾患として開発中のTMS-008について、第1相臨床試験の最初のデータリードアウトを行い、良好な安全性・忍容性が示され、薬物動態等の解析においても目標を達成したと発表し、好感されている。本試験はTMS-008を世界で初めて人に投与するFirst in Human試験であり、TMS-008を単回静脈内投与した時の安全性・忍容性、及び薬物動態等を評価する目的で、健常な成人男性を対象として、TMS-008を5つのコホート毎に段階的に用量を引き上げて投与した。

<9558> ジャパニアス 1919 +68
反発。7日の取引終了後に25年11月期第1四半期の業績を発表し、好材料視されている。売上高は28.35億円(前年同期比6.4%増)、経常利益は2.34億円(同40.2%増)と堅調だった。国内のITサービス市場は、慢性的な人材不足を背景としたDX推進に関する需要が拡大し続けていることから、同社の先端エンジニアリング事業においては、オンサイト型開発支援業務、受託開発業務とも売上高が増加し、販売費及び一般管理費は、エンジニアの採用時期を平準化したことに伴い減少したとしている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:ジャパニアスは反発、ティムスは急騰