*18:17JST WACUL---通期業績予想を下方修正。来期復調を見込む WACUL<4173>は26日、2024年4月11日に公表した2025年2月期(2024年3月1日-2025年2月28日)の通期業績予想を修正したと発表した。

修正後の業績予想は、売上高が18.46億円(前回予想比17.4%減)、EBITDAが2.32億円(同28.8%減)、営業利益が1.07億円(同46.7%減)、経常利益が1.14億円(同47.0%減)、当期純利益が0.91億円(同57.5%減)となり、前回予想から減額修正となった。前回予想で30円19銭であった1株当たり当期純利益は12円83銭に引き下げられた。

修正の主要因は、プロダクト事業の売上高が当初想定を下回ったことにある。主力サービス「AIアナリスト」の新規獲得が低調に推移したほか、クロスセルの伸び悩みにより、全体の売上が計画値を1割以上下回る見込みとなった。
一方、インキュベーション事業では、既存案件の拡大に伴い営業リソースを新規案件に十分割けなかったことが影響し、売上高が計画を2割程度下回る見込みである。今後は採用とサービスの型化によって営業効率を向上させ、案件獲得の推進を図る。
人材マッチング事業では、市場の人材需要を背景に事業拡大を進めてきたが、販売促進費の投資効果が想定を下回り、計画値を1割程度下回る見込みである。

同社は、現在はマーケティングデータの分析需要の回復が見られ、「AIアナリスト」の販売状況も好転していることから、来期以降の成長復調を見込んでいる。今後は各事業の利益成長を最優先とし、得られた収益源を成長が見込めるDX市場への積極投資を重ね、事業拡大を推進する。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 WACUL---通期業績予想を下方修正。来期復調を見込む