*08:04JST レジル---2Q増収増益、全てのセグメントで売上高が増加 レジル<176a>は14日、2025年6月期第2四半期(24年7月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.2%増の221.29億円、営業利益が同1.7%増の17.98億円、経常利益が同4.0%増の17.99億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同5.4%増の12.81億円となった。

分散型エネルギー事業の売上高は前年同期比14.4%増の120.12億円、セグメント利益は同5.3%増の16.51億円となった。2023年4月より「マンション防災サービス」を主な商材として、新規獲得活動を本格化させているが、同サービスについては「マンション一括受電サービス」同様、提案から導入まで一定程度のリードタイムが発生することから、現時点においてはマンション一括受電サービスの新規獲得が中心となっている。当中間連結会計期間においては、夏の猛暑による第1四半期の販売電力量の伸び等の寄与が大きく、概ね堅調に推移した。なお、マンション一括受電サービスの導入戸数は2,250棟、179,224戸となり、うち2棟、120戸に「マンション防災サービス」を提供している。また「マンション防災サービス」は新たに3棟、587戸と契約を締結した。

グリーンエネルギー事業の売上高は同3.1%増の116.64億円、セグメント利益は同25.7%増の10.65億円となった。主に法人向けに再生可能エネルギーを中心とした電力小売サービスを展開している。「市場価格連動型料金プラン」等の商材を主体とした営業活動を展開し、また再生可能エネルギー利用拡大の取り組みとして、2030年までに電力小売サービスにおける顧客への電力供給における再生可能エネルギー比率を100%とする目標を掲げており、顧客理解の向上を含めてこれを推進していく方針としている。当中間連結会計期間においては、夏の猛暑による第1四半期の販売電力量の伸び等の寄与が大きく、概ね堅調に推移した。当中間連結会計期間末時点の契約件数は7,424件となっており、また供給中契約の再生可能エネルギー比率は100.0%となり、2030年までの目標を前倒しで達成した。

エネルギーDX事業の売上高は同4.3%増の9.58億円、セグメント利益は同1.3%減の1.79億円となった。主にエネルギー関連企業を主たる顧客として、料金請求・収納代行業務や問合せ・コールセンター業務等の各種後方業務にかかる業務受託サービス(DX支援サービス)を展開している。当中間連結会計期間においては、既存顧客であるエネルギー事業者からの業務受託の継続・追加の一方で、採用等により人件費も増加した。顧客であるエネルギー事業者のエンドユーザー数は当中間連結会計期間末時点で452千件となっている。

2025年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.7%増の440.16億円、営業利益が同12.1%増の31.30億円、経常利益が同11.4%増の30.84億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.6%増の21.98億円とする期初計画を据え置いている。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 レジル---2Q増収増益、全てのセグメントで売上高が増加