(5) 優秀な人材の獲得 同社の本拠地である札幌は、IT企業やエンジニアが多くかつて「サッポロバレー」と呼ばれ、首都圏よりも人材獲得競争が少ない地域であることから優秀な人材を獲得できる機会が多い。札幌市には北海道大学をはじめとする教育機関が数多く存在し、地元での就職を希望する学生が多いものの、産業や大企業が少ないことからIT分野に関わる理系の学生が思うように地元で就職できない。一方で札幌市は様々なITビジネス支援に取り組んでおり、AI関連人材の育成を目的とした「SAPPORO AI LAB」を設立するなどITビジネスに適した環境が備わっている。こうした札幌市におけるITエンジニア採用のポテンシャルに同社は着目しており、同社代表が北海道大学出身であるメリットを生かし、積極的に地元の優秀な学生を採用している。2024年4月には同大学出身者が5名増加し、2024年5月15日時点で、同大学出身者は全社員の27%を占めている。